金魚のブクブクって代用できるの?水草やストローで酸素は?
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金魚を飼う上ではブクブクなしでは難しく、使用するのがセオリー。
ですが代用できないかは気になるところ。
ブクブク、エアーレーションを代用することについて、水草やストローでの代用を考察、そもそもの役割などを解説していきます。
意外と知らないブクブクの役割
ブクブクの代用について解説する前に、知っておいて欲しいことがまずあります。
金魚を飼うには「酸素」が必須と思われていますが酸素自体は重要じゃありません。
元々金魚を飼育のためには上記画像の「投げ込み式フィルター」というモノが使われていましたが、これは酸素を供給するものではなく水を浄化するものです。
知らない人から見るとブクブクしている酸素のほうが大事のように思えますが、水を循環させるために浮力を利用しているだけなんです。
そもそも水面から普通に酸素は溶けますので、普通に飼う上では酸素がなかったから死ぬなんてことは起こりません。
要するに金魚を飼うには酸素が重要ってのが大きな間違いなのです。
一時的に生かすことを目的としているから、飼育はできないヨ!
ブクブクの本当の役割
ブクブク、つまりは投げ込み式フィルターなんですが、これは水を浄化する装置。
つまり金魚の排泄で汚れがちな水を綺麗に保つ役割があります。
金魚がブクブク、およびフィルター無しだと難しいと言われるのは、水を綺麗に保てないからが本当の理由なのです。
関連金魚はブクブクなしで飼える?ブクブクの本当の意味について!
ストローで酸素を代用できる?
先述したとおりブクブクは酸素を増やすことを主目的にしていません。
そのためストローでは代用できず、全くの無意味です。
水草で酸素を代用できる?
水草には光合成で酸素を作り出しますが、先述の通り酸素自体はあまり意味がありません。
ただ水草にはフンなどの排泄物を栄養として吸収するので水を綺麗に保ちやすくする効果はあります。
しかし水草が吸収できる排泄量というのはほんの僅か。
60cmの水槽でたっぷり水草を植え、ライト・二酸化炭素などの水草育成設備を整えた上でやっとメダカが10~20匹の排泄量が賄えるかどうかというレベルです。
加えて言えば金魚はメダカの何倍、何十倍も水を汚すので、できないことものの現実的ではないでしょう。
強いて言うなら砂利
最もフィルターの代用になりえるのが砂利です。
フィルターによる浄化というのはフンをスポンジで濾し取ることではなく、濾過バクテリアの働きによるものです。
フィルターのスポンジ(ウールマット)は濾過バクテリアの定着に適しており、そこに水を通すことで濾過バクテリアに浄化してもらうという仕組みになっています。
濾過バクテリアの働きはコチラ:水槽・フィルターにおける生物濾過とは?仕組みと作用を解説!
濾過バクテリアが定着するというのは難しいワケではなく、場所があればフィルター以外にも増えて定着します。
つまり砂利を敷くことで、砂利表面にバクテリア付きフィルターの役割を果たすことができるワケです。
フィルターほどの期待は禁物
ただしフィルターと違い水が循環していないので、効率はかなり悪め。
砂利の浄化能力はフィルターと併用し、水を循環した上でこそ発揮されます。
砂利のみでは45cm水槽で小さな金魚がせいぜい1,2匹ぐらい。
浄化能力に期待は禁物でしょう。
まとめ、個人的な所感
実はブクブクは酸素を供給することにあらず、水を綺麗にするもの。
それを代用としようとするとなかなか難しく、代用できたとしてもかえって大きい水槽が必要になってしまいます。
そもそもブクブクは1000円ほどで、電気代も数十円ほど。
コチラほうが安く手頃のため、代用するよりかはブクブク(フィルター)を設置した方が良いでしょう。
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