ツツウミヅタの飼育情報。バリエーション、価格など
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ツツウミヅタはお花畑のような綺麗なサンゴです。
マリンアクア上ではソフトコーラルに属するサンゴですが、かなり難しいサンゴの1つ。
そんなツツウミヅタの飼育についての所感をまとめてみました。
飼育の基本情報
ツツウミヅタはかなり難しいサンゴだと思います。
ツツウミヅタは水槽に入れても半年くらいは綺麗なまま持つので簡単に飼育できるように思われがち。
しかしながら、体力があるのと成長しないのは違います。
長期飼育および育成するという観点から見ればかなり難しいと思います。
私の飼育状況
何回かチャレンジしているのですがソフトコーラル、LPSハードコーラル、丈夫なSPSが調子よく成長している環境いずれもダメ。
現状、照明はボルクスのサンゴ用LED24Wを4機、ミドリイシが維持できる程度の水流・硝酸塩濃度・カルシウム濃度・マグネシウム濃度、微量元素の添加を行って維持していますが成長している兆しがありません。
この水槽にはユビミドリイシ、トゲサンゴ、コモンサンゴ、ハナサンゴ、トランペットコーラル、スジチヂミトサカ、バブルコーラル、ウミアザミが成長して増えているので一般的なサンゴだと問題ない環境です。
にも関わらず成長しないのは何らかの要素が必要なハズですが、イマイチ掴めていません。
縮小しながらは長期維持できる
とはいえ長期維持できてるといえばできています。
少しずつ株が小さく縮小するのですが、その小さい状態ではホソボソと増えるんです。
購入したてのツツウミヅタは根本にガッチリした骨格のようなものがありますが、数ヶ月くらいでまずそれが無くなっていきます。
そして段々と小さくなっていくのですが、ランナーのようなものを出して増殖を行います。
恐らく大きくなる条件が揃っていなく、仕方なく小さい状態で伸びてるとは思うのですが・・。
飼育ポイントの推測
照明がLED直下レベルで必要、エサ、特定の微量元素あたりが怪しいと思っています。
照明となると現状100Wで深さ20cm~30cmぐらいなので、水面近くに移動させたらどうかなぁという気がします。
更にLED照明をスポット的に集めるとか何となく良さそうです。
陰日性サンゴのようにエサが必要な可能性もあるかなーとは思っています。
小さくなるってことは栄養が無いからそうなっているのであって、ポリプからの栄養摂取も意外としているのかもしれません。
あとは微量元素が枯渇して萎んじゃう可能性。
こちらは定期的な換水が有効だと思います。うちではあまり換水を行わないのでこの点がダメなのかもしれません。
個人的には馬鹿みたいな照明が一番ぽいと思いますがそうなるとメタハラが必須なことに・・・。
毒性の強さ
毒性はほぼありません。
大体負けますが、毒で他のサンゴを弱らせてしまうことも無いので非常に置きやすいです。
バリエーション、価格
ツツウミヅタはベースがピンクなのは変わらないのですが、花びら部分に緑だかオレンジが入るバリエーションがあります。
ピンクのみ(ノーマル)
花びら部分に何も色が乗らないタイプです。
最も安価ですが、緑が入るタイプと比べて見劣りするためあまり入荷がなくなってきました。
2000円~4000円ほどで入手可能です。
グリーンスポット
花びらの中央部分に緑色が乗るタイプです。
入荷としては一番多く、中には花びら部分まで緑が伸びているヤツもあります。
価格としては3000円~5000円ほどで入手可能です。
オレンジライン
花びら1枚の芯部分にオレンジが入るタイプです。
価格としては6000円~1万円ほど。
オレンジライングリーンスポット
オレンジの芯も入り、中心部が鮮やかな緑となるタイプです。
先述したやつの全部のせみたいなやつで非常にゴージャスなカラーリングをしています。
値段としては最も高く、1万~2万円ほどします。
入荷量自体はオレンジラインと同じくらいだと思います。
まとめ、個人的な所感
ツツウミヅタは非常に長期維持がしにくいサンゴだと思います。
マリンアクア上では丈夫とされているソフトコーラルであり、価格も安く比較的綺麗なサンゴのため手を出す人が多いのですが、うまく育成することは困難です。
そもそもソフトコーラルだから丈夫っていうのが間違いで、難易度はサンゴそれぞれによって決まります。
どうにかして状態良く育成できないかを試みていますが中々・・・。
うまくいったらまた記載したいと思います。
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