【CO2】スピードコントローラーの使い方とおすすめ製品

アクアリウムのCO2添加に使用するスピードコントローラーおよびスピコンの設置場所、添加量の調整方法、添加量の目安などの解説。

またオススメのスピコン製品も紹介します。

目次




スピコンの設置場所

スピコンの設置はバブルカウンターより前に設置するようにし、可能であればバブルカウンター直前に設置しましょう。

CO2機器のスピコン設置場所

レギュレーターとバブルカウンターの間であればどこに置いても動作自体は行なえますが、バブルカウンターからの距離が離れるほど、スピコンの調整がバブルカウンターの滴数に反映されるまでタイムラグが発生するようになってしまいます。

そのためバブルカウンター直前が最適な設置場所であり、またチューブの長さも無駄に長くならないようにします。

スピコンには向きがある

スピコンの流量調節ができる方向は1方向のみであり、設置には向きがあります

スピコン裏の向き記号

上記は代表的なスピコンであるピスコ製のものですが、裏側の記号を読み取って向きを確認します。

スピコンの記号と向き

逆向きにつけるとツマミが機能しない(CO2は流れるが流量調整できない)ので注意して下さい。

なおスピコンの下位互換であるスロットバルブには向きがありませんので、そちらはどの向きで設置しても構いません。

スピコンの調整方法

PISCOのスピコンを例にとって説明します。

スピコンの使い方

上側のツマミがCO2の流量を調節するダイヤルで、ここを調節して滴数を調節します。

下側のツマミがロックダイヤルとなっており上のダイヤル操作後に、一番下まで回すと流量調節ダイヤルを固定することができます。

CO2ボンベが減ったら再調整

CO2のボンベ残量が減ってくると内部圧力が下がってくるため、スピードコントローラーの調整量が同じでも添加量が下がってきます。

たまにでも良いのでバブルカウンターで添加量をチェックし、明らかに下がっている場合はスピードコントローラーの再調整を行いましょう。

添加滴数の目安

AIネットのバブルカウンター

添加量は水槽と水草の多さによって変わりますが、おおまかな目安を以下に示します。

水槽サイズ 水草少なめ 水草多め
30cm 秒間0.5適 秒間1適
45cm 秒間1適 秒間2適
60cm 秒間1~2適 秒間3~4適

なおバブルカウンターの製品によって気泡サイズに差がありますので、上記はあくまでの目安までに

おすすめのスピコン

CO2の微調整がしやすいスピードコントローラーをいくつか紹介します。

ピスコ AS1001FM-06

SMC 低速制御用スピコン ワンタッチ管継手付 インライン AS1001FM-06

微調整しやすくて安いスピードコントローラーといえば「ピスコの低速制御用スピコン AS1001FM-06」が定番です。

通常のスピードコントローラーより一回り調節がしやすく、好評の製品です。

FMに続く番号はミリ数を表していますので、アクア用でしたら6mmのFM-06を購入しましょう。

ピスコの低速制御用スピコン「AS1001FM-066」の向きCO2の向きは上記の通りです。

AIネット ダイヤル式スピードコントローラー

AIネットのダイヤル式スピードコントローラー

AIネットのダイヤル式コントローラー」は調整のしやすい大きなダイヤル式でしかも目盛り付きのスピードコントローラーです。

数字と目盛りを見ながら調節できるので非常に微調整がしやすくなっています。

ロックが横についているのでロックの際に調節ダイヤルを回してしまったということも起こりにくい良スピコンです。

よくある質問

スピコンで調整したつもりが、しばらく経つと止まっていたり多量に添加されてしまったります。壊れているのでしょうか?

壊れていません。スピコンからバブルカウンターまでの距離が長いと、スピコンの調整が反映されるまでにタイムラグができてしまうので注意が必要です。

特にタイムラグの要因になりやすいのが「スピコンがレギュレーターに付いている」ことと「バブルカウンターが拡散筒(デフューザー)に付いている」場合です。

どちらもスピコンからバブルカウンターまでの距離が長くなってしまうため、そういう場合はスピコンをちょっと触って、しばらくしてからバブルカウンターを見て確認・・・の繰り返しで調整を行うしかありません。

バブルカウンター内蔵のCO2拡散器特に拡散筒バブルカウンターは、電磁弁なども挟みチューブ長も長くなるためどうしてもラグが目立つ。

調整が難しいと思う場合はバブルカウンターの直前にスピードコントローラーが来るように機器を追加・変更してみるのも手です。

レギュレーターのスピコンを使っている場合はバブルカウンター直前にスピコンを新たに追加し、拡散筒にバブルカウンターが付いている場合は普通のバブルカウンターに変更してみましょう。

そうすることでスピコンとバブルカウンター間のタイムラグが大幅に減少するのでかなり調整しやすくなります。

CO2機器の一例製品にもよりますがレギュレーターにスピコンがついていても、別途スピコンを設置する場合は少なくないです。

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