ヒメジャコガイなどのシャコガイの飼育について!照明や硝酸塩など。
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シャコガイは綺麗な青色や輝く白色をした綺麗な貝で、マリンアクアではとても人気があります。
光合成により栄養を摂取するためサンゴと同じ性質を持っており、飼育の考えもサンゴとほぼ同じです。
そんなシャコガイの飼育に関するあれこれをまとめました。
飼育難易度:★★☆
シャコガイの飼育には水の綺麗さと強い照明が必要なため、やや飼育環境には気を使う必要があります。
丈夫さ:★★★
シャコガイはとても丈夫である程度雑な扱いをしてもダメージにはなりません。
また他のサンゴからの毒に体制があるため、接触によるストレスも心配不要です。
水の綺麗さ、硝酸塩濃度:★★☆
シャコガイの仲間は綺麗な水で飼育することが必要です。
一般的なサンゴが飼育できる環境であれば良いでしょう。
数値的には10ppm未満であれば問題無いでしょう。
多くても15ppm未満に抑えて下さい。
15ppmを超えてしまうと弱ってしまい体を縮ませます。
体が縮んだままであればダメージを受けているサインですので何らかの対応が必要です。
照明の必要性:★★★
シャコガイの仲間はほぼ光合成のみに養分生成をたよっているため、強い照明が必要です。
フルスペクトルLEDの場合、30cmキューブ水槽であれば40W、45cm水槽であれば60Wぐらいが目安です。
照明だけで言えば水面近くが最も快適に過ごせる環境になり、影になった部分は設置場所として不適切です。
また砂に潜って落ち着く性質があるため出来る限り底まで届くような強力な照明を使ってあげたいところです。
水流の必要性:★☆☆
シャコガイの仲間には水流は必要ありません。
ですが、綺麗な水を好むためあまり淀みが多い場所は適していないでしょう。
餌・添加剤の必要性:☆☆☆
シャコガイの仲間は餌を食べませんので不要です。
増えやすさ:☆☆☆
シャコガイは増えません。
水槽内で繁殖したという話は聞いたことがありません、、、
毒性、他のサンゴとの接触:☆☆☆
シャコガイは毒性が無いため他のサンゴと接触してダメージを与えることはありません。
更にサンゴの毒に耐性があり、強い毒を持つサンゴと触れていても縮んだり弱ったりすることが無いため、レイアウトの隙間を埋めるといった使い方も可能です。
飼育に置いて特筆すべき点
飼育のポイントは強い照明と綺麗な水がポイントです。
丈夫なためある程度悪い環境でもすぐに溶けることはありませんが縮んで弱ってしまうため、しっかりと体を開いて光合成をしているかを見てあげて下さい。
少し動ける足を持っている
そのほかシャコガイは砂に潜ったり少し向きを変えたりできる程度の足を持っています。
そのため位置が気に入らずライブロックから落ちたり、砂の上に置いていたら向きが変わってしまうことがありますので多少の妥協は必要です。
食害に注意
シャコガイはウミケムシや本種を食べる小さな貝などの害虫に食べられてしまうことがあります。
特に足場を固定できないままだと体に穴が空いた状態になるため、穴から体内に侵入しやすく足場が固定できるか、または砂に潜らせるのが良いでしょう。
しかしウミケムシが多い環境だと砂に潜った際にも襲われてしまうこともあり、穴自体をシリコンとライブロックなどでふさいでしまう方法もあります。
縮んでいる場合はひっくり返して被害に合っていないかを確認してください。
もし小さな貝類がいた場合はピンセットなどで全て取り除き回復を待ちましょう。
また貝の駆除についてはニセモチノウオの導入が有効です。
鑑賞のポイント
青い光をあてると反応して綺麗な青色になりますので、鑑賞のためには是非青色LEDを用意したいところです。
またシャコガイは水面から見た場合、違った輝き方をするため水面からの観賞価値も高いです。
バリエーション、価格
シャコガイの仲間にはいくつかあり、店頭で見られることのある種類を紹介します。
どれも飼育に関してはどれも同じです。
ヒメジャコガイ
小型の小さなシャコガイの仲間で最大で10cm程のシャコガイです。
販売されているサイズは3cm~6cm程度でまた成長するスピードも遅いため、最大サイズになることは稀でしょう。
ヒメジャコガイの中でも模様や色のバリエーションが様々あり、青色、水色、紫色、緑色、紺色などのカラーがあります。
小さいので自分好みのヒメジャコガイを探してコレクションできるのも本種の魅力です。
価格
2,000円~8,000円ほどです。
沖縄に生息しているため定期的に入荷があり安価な無脊椎動物です。
濃い青色や紫色のものが一般的で最も安価で、その他のカラーは高くなる傾向があります。
シラナミガイ
シラナミガイはヒメジャコガイと同じく多くの色彩バリエーションがあり、バリエーションの多さはヒメジャコガイより多いくらいです。
こちらは白や茶色などのカラーも目にすることが出来ます。
販売されているサイズはヒメジャコガイと同程度の大きさですが大きいもので手のひら程のものもあります。
価格
3,000円~15,000円ほどです。
色が綺麗なものやレアなカラーほど高くなりますが、茶色が入ったものは安価です。
輝くような発色をしているものは高値で取引されます。
総評
飼育には一般的なサンゴが飼える程度の水の綺麗さと強い照明が必要になりますが、とてもオススメな無脊椎動物のひとつです。
青色のサンゴは飼育が難しく値段が高い傾向にありますが、シャコガイであればハードルが低いため、手頃に水槽内に青色を彩ることができます。
またサンゴの毒性に耐性があるため、サンゴ同士の接触を避けて空いたスペースに置くことも可能です。
私はトランペットコーラルのセパレータに使っていました。
色彩バリエーションもかなりあるため、是非気に入った個体を見つけて導入してみてください!
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この記事へのコメント
いつもこのサイトでマリンアクアを勉強させていただいています! とっても分かりやすいです。