シロスジウミアザミの飼育について。水流、増やし方や価格など!

シロスジウミアザミは白いポリプがたなびく人気のソフトコーラルです。

増えやすいのも相まって白い水景を作ることができます。

シロスジウミアザミの育成に関するあれこれをまとめました。

目次




飼育難易度:★★☆

シロスジウミアザミの飼育難易度は普通程度です。

ソフトコーラルの中ではやや難しい位置づけがあり、安価な設備で始めた初心者には手を出しづらい傾向があります。

ですが設備を揃えることにより初心者でも十分育成できる難易度です。

丈夫さ:★★☆

水流が弱い環境のシロスジウミアザミ

シロスジウミアザミはやや打たれ弱いところがあり、一度調子を崩してしまったのを放置していると腐ってしまいます。

早い内に良い環境を用意すれば元の元気を取り戻しますので丈夫な方だとも言えます。
す。

ショップで調子が悪そうな個体は避けるのが良いでしょう。

求められる硝酸塩濃度の低さ:★★☆

シロスジウミアザミの飼育には硝酸塩濃度が20ppmを下回るくらいは必要で、理想は10ppm未満となります。

20ppmを超えてしまうとポリプを縮んでしまい弱ってしまいます。

照明の必要性:★★☆

シロスジウミアザミはそこそこ強いライトを必要とします

海の中では浅場に生息するため本来の生息域ではかなり強い太陽光を浴びて生きています。

安価なLEDライトや一灯式の蛍光灯では調子を崩してしまうことも・・。

水流の必要性:★★☆

ウェーブポンプ

シロスジウミアザミはある程度強くてランダムな水流を必要とします。

水流は一方的にあたらない限りは強すぎるということはほぼ無い程で、ポリプが水流でもみくちゃにされるのを好みます。

ウェーブポンプによる単一の強い流れだと生体の維持がいいところで、移動させたりショックを与えると腐り始めてしまうことも。

コントローラー付きのウェーブポンプや強力なディフレクターを使用してランダムな水流を生み出す必要があります。

餌・添加剤の必要性:☆☆☆

シロスジウミアザミの飼育には餌や添加剤は特に必要とせず、栄養が無くなった古い飼育水でも飼育が可能です。

添加物は全く必要無く育成・増やすことができます。

増えやすさ:★★★

シロスジウミアザミはサンゴの中でとても増やしやすいサンゴになります。

少しずつ大きく枝分かれて成長していきますので、十分な大きさになった枝をハサミでカットし爪楊枝などでライブロックに刺せば増やしていくことができます。

ひょんなことからちぎれた破片がライブロックに引っかかってそこから成長することもあるようです。

毒性、他のサンゴとの接触:★☆☆

毒性は無いので他のサンゴにダメージを与えることはほぼ無いです。

増えやすいので毒性の強いサンゴのクッションに使用しても良いでしょう。

飼育に置いて特筆すべき点

ウェーブポンプWMP4000のコントローラ

シロスジウミアザミの飼育ポイントは水流とある程度低い硝酸塩濃度です。

水流についてはディフレクターやコントローラ付きのウェーブポンプを使用することが必須です。

硝酸塩濃度がある程度低いことが求められるため、魚中心の水槽では厳しいと思います。

まずは実際に測定してみることが近道です。

バリエーション、価格

シロスジウミアザミのポリプ

シロスジウミアザミのバリエーションはほぼ白一色です。

せいぜい褐虫藻が多くて茶色い、または薄ピンクや白いかといったバリエーションです。

価格

価格は2,000~3,000円で入手が可能で安価なサンゴです。

沖縄からコンスタントに入荷があるため入手もし易く安価なサンゴのひとつです。

総評

ソフトコーラルの中ではやや難しい位置づけがあり初心者は躊躇してしまいがちだと思います。

しかしながらしっかりした環境であれば水流を水槽内に導入することにより、簡単に飼育が可能なサンゴです。

是非この機会に海水水槽の水流という概念を知り、シロスジウミアザミを導入してみてください。

次にオススメ:海水水槽の水流について。ポンプと作り方、考え方

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