エビやザリガニのバーンスポット病について!原因や対策など!
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ザリガニやエビがかかるバーンスポット病について、概要や原因・対策方法を解説。
奇病扱いされることもありますが、正しく飼っていればほぼ出ない病気です。
★まだ暫定情報。試行錯誤してますが一意に決められるものでは無いようだ、ということが飼育するにつれて分かってきました。とはいえ消すのもアレなのでこの記事の情報は斜め読み程度にご参考下さい。間違ってる可能性は高めです。
バーンスポット病とは?
バーンスポット病とは体表表面に焼けたような茶色のような紋様が出る病気のことです。
バーンスポットはザリガニだけではなくエビなどにも見られます。
進行すると外骨格だけじゃなく体内部まで侵されるようになり、内蔵に深刻なダメージを与え体力を奪い、また外骨格が癒着して脱皮もできないように。
症状が進むと食欲低下・体力低下も進行しそのまま死に至ります。
基本的にバーンスポットにかかった個体は治らずに死ぬものも多く、飼育者からすれば非常に厄介な病気の1つ。
感染性については無いと考えていますが、同じ水槽で飼っている場合は環境が同じなので他個体も発症する可能性は高いでしょう。
バーンスポット病の原因
バーンスポットの主な原因は不衛生な管理によるもの。
不衛生な環境では雑菌が多く湧きやすく、外骨格の溝や傷から雑菌が侵入してバーンスポットに繋がってしまいます。
- フィルターをつけていない
- フィルター・ブクブクをつけているが水流が全体に行き渡っておらず、雑菌の温床がある
- フィルター内に淀みがあり、雑菌の温床になっている
- 砂利に汚れがたまり雑菌の温床になっている
しかし上記のような飼育環境でも必ずバーンスポットにかかるということではなく、個体の抵抗力(元気さ)も感染する大きな要因です。
普段から弱り気味でお腹を底につけているような個体はかかりやすくなりますし、逆に元気に歩き回っている個体だと不衛生な環境でもかかりにくいです。
ただ健康な個体でも季節の変わり目による温度変化などにより、体力が低下したタイミングで感染することもあり油断は禁物。
初期であれば脱皮で治る
初期であれば脱皮によりバーンスポットにかかった部分を脱ぎ捨て、リフレッシュすることができます。
バーンスポットと思われる個体を見つけたら、水換えを行いつつ雑菌のたまり場となりえそうな底床(砂利)や水槽の隅などを掃除して衛生的に保ちましょう。
うまく脱皮までつながればバーンスポットに侵された部分を脱ぎ捨てることができます。
エサを多めに与えることで脱皮を促進させることもできますが、食べ残すと水が汚れて不衛生になってしまうので注意しましょう。
バーンスポット病の対策
上記はあくまで軽度のバーンスポットの場合で、症状が進行してしまった場合は治す手立てはありません。
そのためバーンスポット病の対策は日頃から雑菌が繁殖しないよう衛生的に飼うことが一番の対策になります。
- フィルターをつけていない場合は付ける
- 水槽全体に水流を作り、雑菌のたまり場を無くす
- 砂利は薄めにする
- 砂利に汚れが溜まりやすい場合は砂利クリーナーを使って定期的に掃除する
衛生的というと水を綺麗に保つことだけに思いますが、水流も重要なポイントです。
病原菌の元になる悪い雑菌というのは水の流れが止まっている箇所(淀み)で多く繁茂します。
砂利などの底床部はもちろんですが、ブクブクやフィルターを設置していても十分な水流がない場合は平坦な底でも「淀み」になります。
底に汚れが貯まりがちであるようならフィルターやブクブクにより水流を起こし、底に貯まらないようにしてやります。
個人的にはエアーポンプよりもフィルターの方が水流を作りやすいのでオススメ。
ただしフィルターはゴミが詰まると流量が低下しますので、詰まりに合わせて掃除をする必要があることは覚えておきましょう。
おわりに
外骨格に焼けたような紋様が出るのがバーンスポット病で、不衛生な管理により発症に繋がります。
初期であれば脱皮で治ることもありますが、基本的に治らずにそのまま死ぬことも多い危険な病気。
普段から衛生的に管理して雑菌を抑えることが、バーンスポット病の一番の対策と言えるでしょう。
- バーンスポットは不衛生な管理が原因
- 初期であれば脱皮で治ることも
- 綺麗な水と水流で雑菌を抑えることが一番重要
- 基礎から見直す!:ザリガニの飼い方!エサや飼育設備、抑えるポイントなど!
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