ザリガニは共食いする?共食いを防止するポイントや習性など!
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ザリガニの共食いについて、習性・生態から共食いする理由を解説。
共食いさせないポイントや複数飼育で気をつけること、などなど。
ザリガニは共食いするイキモノ
結論から言ってザリガニは共食いするイキモノです。
ザリガニは肉食傾向の強い雑食性で、同じザリガニといえどもエサになりえます。
例えるならカマキリを同じカゴに入れるのと同じだとイメージしてみましょう。
ザリガニの生態
ザリガニは元々単独のテリトリーを持つイキモノで本来1匹で過ごすイキモノ。
テリトリーに他ザリガニが入ってきた場合は追い出そうとし、可能であれば食おうとします。
また繁殖においてもオスメスで子育てということはなく、交尾を終えると離れてメス単独で子育てを行います。
オスとメスだから共食いしない、ということも無いのです。
脱皮のタイミングによる事故
とはいえ大人になったザリガニは硬い甲羅をしていますから、ケンカに負けた程度ではそう簡単に食われなくなるようにもなります。
ケンカにより手足や触覚はとれてしまいがちですが、負けそうになると食われる前に”普通は”逃げます。
※小さなザリガニは柔らかいので注意!
ただしザリガニは定期的に脱皮を行う習性があり、大人になったザリガニでも脱皮直後は殻が柔らかく無防備。
このタイミングで攻撃されるとどうしようもなく、ここが「ザリガニは1匹単独飼育が基本」と言われる理由なのです。
共食いを防止するポイント
しかしそういったリスクを承知の上で、同じ水槽で複数飼育することもあります。
先述した通り「脱皮直後」に鉢合わせする確率を抑えることにより、共食いリスクを下げることができます。
隠れ家を多くする
隠れる場所が何もない環境だと、脱皮するとスグに襲われてしまいます。
岩やシェルターなど隠れる場所を多く作ったり、水草を入れて立体的な足場を作ることにより、脱皮したザリガニが見つりにくく共食いを防止しやすくなります。
余裕のある水槽サイズで
水槽サイズが大きくなればその分だけ鉢合わせしにくくなります。
逆に小さな水槽ではどうしてもバッティングしてしまうので共食いは起こりやすくなりがち。
大人のザリガニなら60cmで2匹ぐらいが目安です。
※あくまで目安!絶対大丈夫なラインは存在しません!
サイズ差を揃える
大きいザリガニと小さなザリガニを入れると、当然ながら小さい方が簡単に食べられてしまいます。
サイズ差はできるだけ揃えましょう。
最低でも一回りぐらい違う程度に抑えるのが限度かなと思います。
リスクは考えた上で複数飼育にチャレンジ!
おわりに
ザリガニは生態的に共食いするイキモノ。
大人になると防御力がアップして共食いされにくくはなりますが、どうしても脱皮のタイミングだけは柔らかくなってしまうので絶対大丈夫というのがありません。
大きい水槽で飼育したり、隠れ家を多く用意することによってなるだけ防ぐことはできますが、リスクはあります。
お気に入りのザリガニほど単独飼育がベター。
個人的には複数同じ水槽に入れるならガッチリした水槽用セパレーターを使って、完全に分けてしまうのが安全でオススメです。
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