金魚の砂利の選び方。種類や特徴、オススメの砂利など。
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金魚には砂利を敷いたほうが色々とメリットがあります。
ですが、いざ入れようとしたら色々種類があるもの。
金魚飼育における砂利の種類や選び方、オススメの砂利などを解説していきます。
砂利の選び方
熱帯魚であれば魚の種類によって相性があり、水質作用を考えた上で選ぶ必要があります。
ですが、金魚は水質の適応範囲が広く割りとどの砂利でもOKです。
主に選ぶポイントは粒サイズ、好みでしょうか。
あとはソイル(後述します)などの特殊な材質なものを選ばないこともポイントです。
粒サイズ
あまりに小さいと水換えホースで掃除がしにくいので、メンテナンスが面倒です。
砂までいかないようなサイズがオススメです。
大きすぎても隙間にゴミが溜まりやすくなるので、ほどほどに。
浄化性能
砂利によっては濾過バクテリアが多く付きやすいものがあります。
セラミックのものや、溶岩石を素材としたものは表面積が広く、濾過バクテリアが多く付きやすくなっています。
濾過バクテリアが多く付くということは水を浄化する能力が高い砂利になります。
好み
金魚の砂利は飼育者の好みによるところが大きいです。
熱帯魚と違い金魚は水質の適応範囲が広く、水質の制約がありません。
そのため黒や白、茶色など様々な砂利を選ぶことが出来ます。
砂利の種類と実際の商品
実際に販売されている商品を例に取り、種類と特徴を解説していきます。
自然の石由来の砂利、砂
多く販売されているのが自然の鉱物を採取して、販売しているものです。
最もベーシックな砂利で採取した砂利により、茶色、白、黒など様々なカラーがあります。
明るいものは水槽が華やかになりますし、黒いものは金魚の色が引き締まって見えます。
黒・茶と比べると明るい色の方が落ち着かないのは事実ですが、あまり神経質な魚でもないので飼育者の好みで選んでも全く問題ありません。
そのうち慣れてくれます。
大磯
先述した自然由来の砂利のうち、黒ベースに貝殻などが入るものを大磯と呼びます。
熱帯魚や金魚に古くから使われてきた砂利で、魚といったら大磯!という人も少なくありません。
色も黒ベースに白が交じるので、金魚の色が引き締まって見え黒くなり過ぎません。
性質は全く同じです。
五色砂
同じく自然由来の砂利で、白ベースに赤や緑などのカラフルな石が混ざったタイプです。
こちらも性質はほぼ同じです。
金魚はカラフルな砂が似合いますね。
溶岩石
同じく自然由来の砂利のうち、溶岩が冷えて固まった溶岩石を素材としたものです。
溶岩石は小さな穴が空いている多孔質の素材で、表面積が広く濾過能力が高い特徴を持っています。
色が黒っぽいので好きな人は多く、浄化能力も高いので見た目が気に入ればオススメの砂利です。
サンゴ砂
死んだサンゴの死骸を砂利にしたものです。
サンゴ砂を使うと水の性質が強めのアルカリ性という特殊な水質に変化します。
簡単に言えば海っぽい水というところでしょうか。
金魚もどちらかというと適してはいないのですが、持ち前の丈夫さで使用してもあまり問題にはなりません。
溶岩石と同じく多孔質である特徴を持っているため、濾過バクテリアが定着しやすく浄化能力は高めです。
セラミック
セラミックは土を固く焼き固めたものになります。
こちらも多孔質であるため浄化能力が高いという特徴を持っています。
茶色いものが多いので、そのようなカラーをお探しならセラミックサンドが適しています。
黒いタイプもありました。
ソイル
セラミックと同じく土を焼き固めたものですが、栄養が含まれており水草育成に適した柔らかさになっているものをソイルと呼びます。
水草育成には最も適した砂利ですが粒が崩れやすい性質があり、砂利を掘り起こす金魚には相性が良くありません。
粒が崩れて水が濁ってしまします。
そもそも金魚は水草をかたっぱしから食べてしまうのでその点でもソイルを選ぶ理由は無いでしょう。
ガラス
砂利にはガラスでできたものもあります。
透明感があり非常に綺麗なのですが、表面がツルツルしているため濾過バクテリアが付きづらく浄化能力は低いのが足を引っ張ります。
金魚にオススメの砂利
個人的なオススメは五色砂ですね。
白ベースで清潔感があってカラフル、そして低くない浄化能力を持っています。
濾過能力にこだわるのなら「溶岩石」、「セラミック」素材のものがオススメ。
それらはバクテリアが多く定着でき、水を綺麗に保つ能力が高めです。
逆にあまりオススメしないのがガラス製のもの。
きれいなのですが浄化能力が弱く、勿体無いと感じてしまいます。
とはいえ、砂利は常に視界に入るもの。自分の好みで選ぶのが一番でしょう。
まとめ、個人的な所感
金魚の砂利と言うと色々売られており、迷ってしまいます。
ですが熱帯魚と違い金魚は水質の適応範囲が広いので、ソイルを除く砂ならどれでも問題はありません。
あとは粒が細かすぎないものを選べばメンテナンスがしやすくなるのでバッチリです。
細かく見ていくと濾過能力とかも考えつつとなるのですが、あまり気にせずイメージで選んでしまっても構いません。
(でもガラスはちょっと・・・と思うところはあります)
それに一生使うわけではないので、どこかのタイミングで砂を入れ換えて模様替えするのも楽しめます。
砂が変わるだけでもイメージを一新することができますよ。
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