最強の濾過装置!金魚における外部式フィルターのススメ!
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フィルターで一番性能が良いのが外部式フィルター!
金魚飼育における外部フィルターのメリットやおすすめポイントなどをご紹介します。
濾過能力はトップクラス
外部フィルター最大のメリットは濾過能力(浄化能力)の高さ。
フィルターの浄化能力というのは基本的にろ材の多さによってきまるんですが、外部フィルターはろ材バケツといっても良いほどろ材がいっぱい入ります。
投げ込み式フィルター(ブクブク)の白いスポンジ(ウール)の大きさと比べてみて下さい。
濾材量は比べ物にならず、つまり何倍も何十倍も浄化能力があるということになります。
外部式フィルターは熱帯魚のイメージが強いですが、水を汚しやすい金魚にとっても相性はバッチリなのです。
関連水槽の水を綺麗に保つ仕組み。アクアリウムの基本を学ぼう。
ろ材も自分でカスタム可能
後はろ材が自分で選べるのもポイント。
例えば高性能な多孔質ろ材に変更して浄化能力をアップさせることもできますし、定期的に交換が必要なろ材を取り外せばメンテナンスもほとんど必要無くなります。
コストや運用環境など、飼育者によって合わせるのはメリットですね。
私は活性炭やアンモニア吸着剤だのを取り外して、基本的にろ材交換およびメンテしないスタイルに変更していますが、投げ込み式や外掛け式と比べどちらかが管理が楽かと言われれば断然外部式フィルターの方が楽です。
にも関わらず浄化能力は比較にならないほど高いので性能だけで見れば最強です。
私のカスタム例とか:外部式フィルター、ろ材の順番について。オススメ順序とか。
デメリットは?
最大の欠点は他フィルターと比べて高くなってしまうことと、大きく単純に邪魔です。
値段はともかく、後者については濾過能力の高さに比例するので仕方ない部分ではありますが・・・。
外部式フィルターのざっくりとした説明はコチラを:濾過装置の外部式フィルターについて。特徴や掃除、メリットなど
外部式フィルターは掃除が大変?
金魚は排泄量が多く、フンですぐ一杯になるからメンテナンスがしにくい外部式フィルターは向いていないと言われることがあります。
確かに金魚は大量のフンをするので、多くが外部式フィルターにいってしまうとメンテナンスはしにくい外部式フィルターは向いていないように思えます。
ただ「フィルターはフンを集めるモノ」という認識は間違いで、「フンから出たアンモニアを処理する」というのがフィルター本来の役割です。
フィルターはゴミを集めるものではない!?
どうしてもウール・スポンジでゴミを濾し取るという考えになりがちですがそういうものではありません。
フィルターはウール(ろ材)に定着した濾過バクテリアの働きで浄化する、という装置なのです。
つまり神経質にフィルターに溜まった汚れを洗い出すのではなく、フィルターにはゴミなどが入らないようにして、ゴミ自体は水換えの時に掃除する、これがフィルター本来の使い方です。
そのため排泄が多い金魚だからといって外部式フィルターが向いていないことはなく、むしろ排泄量が多いからこそ多くバクテリアを定着させることのできる外部式フィルターが向いているのです。
ただ使い方、金魚の数によってはフィルターにゴミが多く入ってしまう場合もありますので、そういった場合にはストレーナーカバーなどを利用し、目詰まりしないようにする対処をすれば完璧ですね。
こんな場合にオススメ
外部式フィルターは浄化能力がかなり高いフィルターということもあり、どのような金魚にも適したフィルターです。
特に大きな金魚や金魚をいっぱい飼育したい場合に外部式フィルターがとてもマッチします。
金魚が多いまたは大きいと水が汚れる量が大きくなりますが、小さなフィルターではカバーできず水が腐り嫌な臭いが出てしまいがち。
(フィルターが適切であれば臭いなんて出ません)
外部式フィルターであればそんなケースでもバッチリ水をきれいに保つことができます。
小さな金魚では勿体無いけど
ただ小さな金魚を数匹程度飼うのであれば、投げ込み式や外掛け式フィルターでもカバーすることができるので、値段が高い外部式フィルターは「もったいないかな?」と思います。
ただ金魚は育てているといずれ大きくなってくるので成長を見越しての設置なら全然アリ。
小さなフィルターでも使っているうちに金魚が成長してくるので、フンを処理しきれなくなくなり嫌な臭いが出てくるのを目処にフィルターをスペックアップすると良いでしょう。
原理はコチラ:水槽の水を綺麗に保つ仕組み。アクアリウムの基本を学ぼう。
ベアタンクにも相性が良い
砂利を敷かないベアタンクという飼育環境にも外部式フィルターは適した浄化装置です。
というのも砂利にも水を綺麗にする濾過バクテリアが定着しており、砂利を取り除くと大量の濾過バクテリアを減らしてしまうことになります。
小さなフィルターでベアタンクをすると当然ながら水を綺麗に保ちづらくなってしまいます。
外部式フィルターはバクテリアを最も多く増やすことができるフィルターのため、減った分をカバーすることができベアタンクにはうってつけなのです。
静かなお部屋にも
外部式フィルターは構造上、水が空気に触れずに循環するためバシャバシャ言ったりせずに静音性に優れたフィルターです。
加えてフタができる収容スペースに入れればモーター音もほとんどしなくなります。
中にはモーター自体を水中に入れて静音性を良くしたモデルもあるほど。
そのため寝室など静かな場所にも向いたフィルターです。
外部式フィルターの選び方とか
外部式フィルターは各社から販売されていて中々迷ってしまうもの。
主に「ろ材が入る量(浄化能力)」、「付属ろ材(浄化能力)」、「メンテナンスはしやすいか?」、「信頼メーカーか?」、あとはもちろんながら「設置場所におけるサイズか?」という点をチェックして選びます。
人気があり飼育者が多いのがエーハイム社(クラシックフィルター 2213とか)とテトラ社の製品(VX-75とか)ですね。
その他にもコトブキ工芸社、GEX社からも外部式フィルターが販売されています。
販売されている外部式フィルターの製品については「 外部式フィルターはどれが良い?製品を一括比較!オススメなど! 」について詳しく考察しています。
どのような点で選べば良いのか?詳しい選び方は?という参考になるかと思います。
個人的にはテトラ社のVX-75を愛用しており、濾材料容量・メンテナンス性が良く何年も使えているのでかなりオススメのフィルターですね。
関連テトラの外部式フィルター「VX-75」レビュー。競合製品との比較など
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