「琉金」金魚。大きさや混泳、飼育ポイントなど
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丸い(三角)の体型に長い尾と最も金魚らしい金魚が「琉金(りゅうきん)」です。
そんな琉金について、大きさや特徴、飼育難易度、他の金魚との相性、飼育する上で気をつけるポイントなどを解説しています。
大きさなどの特徴
最大体長 | 20cm~25cmほど |
---|---|
飼育難易度 | ふつう |
入手性 | ショップに行けば大体ある 300円~1000円ほど。 |
泳ぎ | おそい |
三角形のような形をした体型と長い尾が特徴の金魚です。
琉金は最も代表的な金魚で、イラストなどで金魚が書かれる場合は大体はこのタイプでしょう。
中国から琉球(沖縄)を経由して日本にきたのでリュウキンと言われています。
代表的な金魚とはいえ金魚すくいの金魚に使われる種類じゃないので、実際はあまり身近ではない金魚だったりします。
とはいえ鑑賞魚を販売しているショップであれば常時置いてあるほどのメジャーな金魚です。
性格・泳ぎ方
長い尾をヒラヒラしながら泳ぎます。
THE金魚ということもあり、優雅さを感じさせてくれます。
混泳、他の金魚の相性について
琉金は泳ぎに向かない胴体と泳ぎにくい尾をしているため泳ぎが遅く、和金など泳ぎが早いフナ型体型の金魚と入れるとエサを全て食べられてしまう場合があります。
絶対にダメってワケではありませんが、泳ぎが速い金魚とは避けておくのがセオリーです。
入れる場合はエサを食べているかをチェックし、ダメそうなら隔離する必要があります。
飼育のポイント、難しさ
強健な和金を改良品種したものなので基本的には丈夫な金魚です。
ただし言ってしまえば無理のある体型に改良品種がされているため、転覆病という病気にかかりやすいリスクを抱えています。
小さい頃は何とも無かったのが大きくなると内蔵に負荷がかかって発症しやすくなります。
転覆病はエサの与えすぎ、かつ急な環境変化で発症すると言われており、小さな水槽であればあるほど環境変化が起きやすいので転覆病にかかりやすくなってしまいます。
エサを与えすぎないのはもちろんのこと、余裕を持った水槽環境を用意した方が良いでしょう。
似たような金魚
琉金は多くの金魚の改良品種の元になっており、「オランダ獅子頭」、「キャリコ琉金」、「ショートテール琉金」、「土佐金」などの金魚がルーツとしています。
キャリコ琉金
キャリコ柄の琉金です。
「三色出目金」と琉金をかけ合わせて作られた金魚で、モザイク模様が可愛い金魚です。
ショートテール琉金(だるま琉金)
こちらは尾が短いタイプ。
優雅さはありませんが短い尾をフリフリ振って泳ぐので、可愛い魅力があります。
「だるま琉金」とも呼ばれることがあります。(こっちのほうがメジャーかな?)
オランダ獅子頭
琉金と比べて頭部に肉瘤というコブが発達し、各種ヒレがより伸長するタイプです。
より迫力とより優雅さを持っている金魚で、金魚としての人気が高い種類です。
関連「オランダ獅子頭」金魚。大きさや混泳相性、飼育ポイントなど
土佐金
上から見た時に尾ビレが最も美しくなるよう改良品種された金魚です。
上見の鑑賞性を追求し、尾ビレの先に至っては反り返っているような美しい個体も。
マニアや愛好家に親しまれている金魚で尾を綺麗に維持するための、特別な飼育方法が必要になります。
個人的な所感
THE金魚という見た目をしていますが、意外と飼ったことのある人は少ない金魚です。
金魚と言えばコレを思い浮かべる人も多く、水槽で長い尾びれをヒラヒラさせながら泳ぐ姿は優雅そのもの。
夏の風物詩に良く合います。
また、意外にも和金を改良したものなので基本的には丈夫な金魚。
ただ転覆病にかかりやすい所があるので、エサを与えすぎず、余裕のある水槽サイズで飼ってあげたい金魚ですね。
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この記事へのコメント
今実際に朱文金とコメットを飼育しています。
別水槽で琉金を飼おうと思います。