「桜錦」金魚。大きさや混泳相性、飼育ポイントなど
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桜錦(さくらにしき)はらんちゅう型の金魚で透き通る赤と白により薄ピンクっぽいのが特徴の金魚です。
そんな桜錦について、大きさや特徴、飼育難易度、他の金魚との相性、飼育する上で気をつけるポイントなどを解説しています。
大きさなどの特徴
成長サイズ | 15~20cmほど |
---|---|
飼育難易度 | ふつう |
入手性 | たまにみる 800円~2000円ほど。 |
泳ぎ | おそい |
桜錦は背ビレがない丸っこい体型をした蘭鋳型の金魚で、光沢感が無い透明鱗と更紗(赤と白)模様が特徴の金魚です。
キャリコ模様の江戸錦を元に作られており、江戸錦から黒・青が無くなるように改良品種されました。
ベースは透明鱗なのですが、ときおり普通鱗が混じりその名の通り、桜の花びらが舞う様を連想させとても綺麗な金魚です。
1996年に正式な品種として登録された金魚の中では比較的新しい種類なのもポイントです。
入手について
シーズン中であればそこそこ入荷があります。
金魚を取り扱っているショップに通えば入手すること自体は難しくありません。
もし中々無いようであれば、大きなショップをハシゴするのがオススメです。
飼育のポイント、難しさ
透明鱗ということもあり、弱そうな金魚ですが飼育自体には難しいところはありません。
らんちゅうと全く同じでOK。
排泄量に応じたフィルターの設置、適切な水槽サイズなど、飼育の基本が抑えられているのであれば飼育は簡単です。
そのほか泳ぐのは下手なので強い水流は弱めてあげたいですね。
混泳、他の金魚との相性について
見ての通り泳ぎは下手な部類になるため、泳ぎが早い金魚の中に入れると馴染めずエサにありつけないことも。
そのため泳ぎが早い和金やコメットなどのフナ型金魚とは相性が悪く、一緒に入れる金魚は泳ぎが下手な丸い金魚が適しています。
蘭鋳(らんちゅう)や江戸錦(えどにしき)など、同じ体型同士で固めるのが統一感もあって好まれています。
もちろん琉金やオランダ獅子頭なども泳ぎがゆっくりなので混泳には問題無いでしょう。
派生、関連金魚
江戸錦(えどにしき)
桜錦の元になった金魚が「江戸錦(えどにしき)」。
体型は同じで黒青赤(白)の三色模様の金魚です。
江戸錦の改良過程で、黒が抜けてしまったものに目を付けたのが桜錦の始まりだそうです。
蘭鋳(らんちゅう)
「蘭鋳(らんちゅう)」は先述した江戸錦の元になった金魚。
桜錦と比べて、こちらは普通鱗で全て光沢がある鱗なのが特徴です。
詳しく:「蘭鋳」金魚。大きさや他の金魚との相性、飼育ポイントなど
個人的な所感
新しい種類の金魚なのですが、人気が高く入荷も増えておりかなり伸びてきた金魚だと思います。
金魚といえば名前通り反射する鱗が定番ですが、透明鱗の金魚は透き通っていて印象が優しいのが良いですね。
涼しさも感じさせられます。
通常、透明鱗の金魚は反射する普通鱗が混じっているとダメだと思うのですが、桜錦にいたっては少し混じっている方が桜の花びらがヒラヒラ舞っているように見えるので欠点になりません。
桜錦にいたってはむしろ無い方がダメだと思います。
蘭鋳型は基本的に上見の金魚ですが、桜錦は水槽で鑑賞する方がオススメ。
好きな人は桜錦だけを水槽に集める人もいて、かなりアツい金魚だと思います。
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