「水泡眼」金魚。大きさや他の金魚との相性、飼育ポイントなど
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目の下に風船のような水泡をひっさげている奇妙な金魚「水泡眼(すいほうがん)」。
そんな水泡眼について、大きさや特徴、飼育難易度、他の金魚との相性、飼育する上で気をつけるポイントなどを解説しています。
大きさなどの特徴
成長サイズ | 15cmほど |
---|---|
飼育難易度 | ふつう |
入手性 | たまに見る 1000円~2000円ほど。 |
泳ぎ | おそい |
水泡眼は名前の通り、目の下に水疱がある奇妙な金魚です。
左右それぞれに付いており、風船のようにブンブン振り回しながら遊泳しています。
水泡の大きさには個体差があり、ちょこんと付いた個体もいればかなり大きな子もいます。
成長に伴い水泡は大きくなる傾向があります。
背ビレはありませんが、尾は長めです。
性格・泳ぎ方
大きな水泡を引っさげているためあまり動き回らない金魚と思いきや、風船を振り回す子供のようにそれなりに良く動く金魚です。
個人的には性格的にも無邪気な子供のような印象を持ってます。
風船がブンブン動くので見てて飽きない金魚と言えますネ。
バリエーション
赤と白の更紗模様が定番ですが、全身赤いタイプや黒いタイプ(黒水泡眼)、ましては3色模様のキャリコ水泡眼というバリエーションなど体色にはバリエーションが存在します。
更紗水泡眼(さらさすいほうがん)
赤と白のカラーです。
最もよく見るタイプ。
赤水泡眼
白が入らず全身が赤い(金)色のタイプ。
水泡眼は更紗が一番多いものの赤一色もそこそこいます。
黒水泡眼
黒いタイプも存在します。
あまり見かけないタイプですね。
キャリコ水泡眼
ほとんど見かけませんが3色模様のタイプもいます。
黒はチラチラいるのですがキャリコはほとんど見ることが無くレアなタイプです。
混泳、他の金魚の相性について
泳ぎが下手なため、素早い金魚と一緒に入れるとエサを先に食べられてしまいがち。
そのため泳ぎの早いフナ型体型をした和金やコメットなどの金魚とは相性が良くありません。
絶対にダメというわけではありませんが、エサがとられるストレスもかかりやすいので動きの早い金魚とは一緒にしないのがセオリーです。
また、あまり大きな金魚を一緒に入れると興味本位で水泡を突かれ、破られてしまう恐れがあるため体格差にも注意が必要です。
水泡がある分、やや金魚同士の相性は気をつけたい所です。
向いた金魚としては頂天眼(ちょうてんがん)や蘭鋳(らんちゅう)など泳ぎの遅い金魚たちと一緒にするのが良いでしょう。
飼育のポイント、難しさ
水泡に気をつけてさえいれば特に難しい所は無い金魚です。
水槽内に尖った岩やアクセサリーは置かないようにしましょう。
ひょんなことから破裂してしまいます。
水槽を移動する際はネットではなく、大きな容器でそっと移したり優しく取り扱うように心がけます。
水泡は破裂しても命には別状ありませんが、観賞価値が下がってしまうので注意します。
派生、関連金魚
水泡眼から派生した金魚はいませんが、似た金魚として「頂天眼(ちょうてんがん)」という金魚がいます。
目の向きや背びれが無い体型など似通った部分が多く、これもまた奇妙な金魚です。
水泡眼との相性も良いので一緒に入れてみても楽しいでしょう。
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個人的な所感
水泡眼の魅力はやっぱり頬についた水泡です。
大きな水泡があるにも関わらず水槽内を元気いっぱいに泳ぎ回り、ガラス面などに水泡を押し付けたり活発的です。
最初は割れないかヒヤヒヤしますが意外と割れないモノ。
とてもユニークな顔をしていますのでファンも多く、フリフリ動くさまは見ていて飽きない金魚と言えるでしょう。
変わったモノ好きは勿論のこと、よーく顔を見れば魅力に気づくことが出来ますヨ。
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