「蝶尾」金魚。大きさや混泳相性、飼育ポイントなど
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「蝶尾(ちょうび)」は一見出目金ですが、尾が羽を広げた蝶に見える金魚です。
そんな蝶尾について、大きさや特徴、飼育難易度、他の金魚との相性、飼育する上で気をつけるポイントなどを解説しています。
大きさなどの特徴
成長サイズ | 20cmほど |
---|---|
飼育難易度 | ふつう |
入手性 | たまにみる 800円~2000円ほど。 |
泳ぎ | おそい |
蝶尾は出目金と同じく眼球が突出している金魚でありますが、最大の特徴は尾ビレにあります。
尾ビレは横に広がっていて中央が切れており、上から尾ビレを見ると蝶が羽を開いているように見えるのです。
そのため横から鑑賞するのではなく、上見。
つまり水槽で飼育するよりも鉢や池で飼うことが真骨頂です。
入手について
蝶尾は意外に見ることが多い金魚で、金魚に強いお店なら結構入荷することがあります。
少し専門ショップを何件か通えば見つかりやすい金魚ですね。
飼育のポイント、難しさ
※画像はYOUTUBEより引用
弱そうな金魚ですが、飼育自体には難しいところはありません。
排泄量に応じたフィルターの設置、適切な水槽サイズなど、飼育の基本が抑えられているのであれば飼育は簡単です。
気にしてあげたいポイントとしては泳ぎが下手なので強い水流は苦手。
強い場合は疲れないように弱めてあげましょう。
また、飛び出した目が傷つかないように尖った流木や石、アクセサリーは置かないようにします。
混泳、他の金魚との相性について
尾が横に広がっているため、尾びれであまり水を切ることができません。
多少の個体差はありますが泳ぐのは滅法苦手なので、泳ぎが早い和金や朱文金などフナ体型の金魚と一緒にするとエサにありつけず弱ってしまいます。
蝶尾は泳ぐのが最も苦手な金魚に属するので、できれば蝶尾同士がベスト。
別の金魚と一緒にする場合は同じく泳ぎ下手な蘭鋳(らんちゅう)や水泡眼(すいほうがん)などの金魚が適しています。
その際はエサはちゃんと食べているか?追いやられて弱ってないか?を気にして観察してあげて下さい。
派生、関連金魚
土佐金
同じく尾が広がった金魚としては「土佐金」が代表的です。
こちらは尾が更に大きく、広がりも強く先端に至っては反り返りがあるほど。
しかし綺麗な尾を維持するためには特殊な飼育方法が必要で、飼育自体の難易度も高め。
おまけに小さな幼魚ですら3000円はくだらない高価な金魚です。
個人的な所感
一見出目金と同じかと思いきや、上から見るとハッキリ違いが分かります。
始めて見れば「おお~(^ω^ )」と思ってしまうこと請け合い。
そのため今流行りの「どんぶり金魚」で飼うスタイルなら出目金より蝶尾の方がオススメ。
水槽で売られていることも多く、中々魅力が伝わりづらい金魚なのですが非常に魅力に溢れた金魚です。
さらに尾ビレがド派手な「土佐金」という種類もいるのですが、あれば値段と飼育難易度がかなりハードル高い金魚。
蝶尾はリーズナブルで飼育難易度も簡単なので、手頃なのも良いですね。
また上見が真骨頂の金魚ではありますが、水槽でも底のエサを突く時に綺麗な尾ビレを観察できるので水槽飼育も無くはないです。
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