「和金」金魚。大きさや他の金魚との相性、飼育ポイントなど
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金魚すくいの赤い金魚として代表的な金魚が「和金」です。
そんな和金について、大きさや特徴、飼育難易度、他の金魚との相性、飼育する上で気をつけるポイントなどを解説しています。
大きさなどの特徴
成長サイズ | 30cmほど |
---|---|
飼育難易度 | かんたん |
入手性 | かんたん 20円~500円ほど。 |
泳ぎ | 早い |
体型はフナに近く、というかフナを赤くした感じです。
尾はフナ尾と呼ばれる魚っぽいものが一般的ですが、三つ尾や四つ尾などのタイプもあります。
全ての金魚はこの和金をルーツとしており、和金を改良品種して様々な金魚が生まれました。
蘭鋳(らんちゅう)や琉金(りゅうきん)、出目金なども祖先は全て和金なのです。
金魚すくいの赤い方として知られた金魚で、金魚といえばコレを思い浮かべる人も多いですね。
またフナに近いだけあって成長すれば30cmも超える成長性を秘めています。
性格・泳ぎ方
フナに最も近い金魚ということもあり、泳ぐスピードは金魚イチでヒュンヒュン泳ぎます。
いつもはゆっくり漂っていますが、危険を察知したりエサには機敏に反応します。
入手について
観賞魚を取り扱っているお店であれば常に売られているので入手自体は簡単です。
ただしそれらはエサ用であり、観賞魚用に特化した美しい和金となると途端に入手が難しい金魚です。
そういった美しい和金が欲しい場合、金魚に強いお店を探した方が良いかも知れません。
あとは夏の縁日でも入手が可能ですね。
バリエーション
最も知られているのはフナ尾で赤いタイプですが、観賞用として三つ尾などのタイプもあります。
小赤(フナ尾)
尾ビレがシンプルな1本になっているタイプで、小赤・姉金などという名前で販売されています。
安いため金魚すくいの金魚や、肉食魚などのエサによく使われています。
三つ尾
観賞用として売られるタイプの和金は尾が3つ尾や4つ尾であります。
全身赤いタイプは先述した小赤と被るのであまり入荷されず、赤と白の更紗模様が大体です。
和金と侮るとその綺麗さに驚くことも多く、大きく育てた和金は錦鯉にも劣りません。
混泳、他の金魚の相性について
和金は泳ぎが早く、泳ぎが遅い金魚との相性は良くありません。
遅い金魚を一緒に入れた場合は素早い和金がエサを取り尽くしてしまうため、遅い金魚が弱ってしまうことがあります。
そのため金魚を組み合わせる場合、同様に泳ぎが素早い朱文金やコメットなどがオススメです。
細長い金魚は泳ぐのが早いので体型をチェックしてみると良いでしょう。
遅い金魚が絶対ダメということはありませんが、しっかりエサを食べているか?ストレスにより食が細くなっていないか?は注意を払う必要がありますね。
飼育のポイント、難しさ
和金は生命力が強いフナに最も近い金魚ということもあり、金魚の中で最も丈夫で強健です。
しかしながら、飼育が間違っていることにより死んでしまうことも多い金魚。
そのタフさにより過酷な環境でもしばらく生き長らえることができるものの、正しく飼育しないとしばらくして耐えられなくなり死んでしまいます。
本来は10年以上生きる金魚ですが、うまくいって数ヶ月、長くても数年ほどと正しく飼育されるケースはごく僅か。
正しく飼えば何年も生きる魚ということを認識して、ちゃんと調べて基本は抑えた上で飼育してあげて下さい。
個人的な所感
和金といえば定番過ぎることもありますが、エサ用金魚、安い金魚というイメージがあり金魚愛好家には避けられがち。
ですが鑑賞用に作られた和金というのは、驚くほど綺麗で見事。
これぞ金魚という愛好家もいます。
育て上げられた大きな和金は錦鯉かと見間違うほどの貫禄さえあります。
強健であることと大きくなることから池や鉢など野外で伸び伸び飼育し、大きく育て上げるのに最も向いた金魚ですね。
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この記事へのコメント
タンチョウ和金うちに一匹いるんですが、なんと買ったショップで70円で買えた