本当に金魚と相性が良い水草ランキング!BEST5!
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「金魚と相性が良い水草はどれ?」
そんな人向けに「値段」、「金魚水槽での育ちやすさ」、「入手のしやすさ」を元に金魚にオススメの水草をランキング形式で紹介していきます。
目次
金魚水槽での育ちやすさって?
熱帯魚だと「育成しやすか?」、「小ぶりで使いやすいか?」、「綺麗であるか?」などのポイントで選ぶのですが、金魚に相性が良い水草となると違った視点が必要です。
そもそも金魚と水草は相性が悪い、ということにあります。
なぜなら金魚は強い雑食性で水草を食べてしまうばかりか、成長した金魚は砂を掘り起こして植えている水草を抜いてしまうことがあります。
加えて水草を育成するポイントとしてエビを入れてコケを抑えるのも重要なポイントになりますが、金魚はエビが好物なので食べてしまい、水草を育てる環境にしてもコケの方が育ってしまい、水草をうまく育成することは非常に難しいのです。
ショップやプロの方はそこを度外視して利益重視で勧めてくる人もおり、「入れてみたけど結局枯れた、無くなっちゃった」という人は多いと思いのではないでしょうか。
本記事ではそういったポイントを加味して、一般的な金魚を飼育している水槽環境と相性が良い水草をランキングにしています。
5位、カボンバ
「カボンバ」は柔らかい葉が特徴で、金魚藻と言われる水草の1つです。
金魚と言えばコレ!と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかしながら育成は難しく入れても育たず溶けてしまうためオススメ度は最下位。
ただし葉が柔らかく、値段は最も安価な水草なので金魚のエサとして見れば非常にオススメできる水草です。
金魚は雑食性が強く水草をカジりますが、カボンバはその中でも真っ先に食べられる水草ですね。
育成させるには?
育成のポイントは軟水(とpH6.5未満)という水を維持することにあります。
しかしながら金魚水槽は水道水の成分と砂利によって軟水とは逆の弱アルカリ性の方に傾きやすく、溶けてなくなってしまいがち。
本気で育成するならソイルという土の性質を持つ底床材を使うべきですが、残念ながらそれも金魚と相性が悪いので金魚を飼育している以上困難です。
また根が張っていないとちゃんと成長しないので、砂を掘り返す性質のある金魚は天敵。
ハッキリ言って金魚水槽でカボンバを育成するのは”普通はしない”と考えたほうが良いでしょう。
4位、ミクロソリウム
「ミクロソリウム」は放射状に伸びる大きな葉が特徴のシダ類の水草です。
砂利に根を伸ばす水草ではなく、石や流木に根を張って定着するため金魚に掘り返さえれたりされず、葉が固くて食べられにくいので金魚と相性が良い水草の1つ。
成長は遅いのですが水質や栄養にうるさくなく低光量でも育つので、いわゆるとても丈夫な水草でありビギナーにもオススメの水草です。
流木や石に着いたものがオススメで、値は多少張るのですが置くだけで非常にサマになります。
ミクロソリウムは熱帯性の水草なので冬場はヒーターを使って15度未満にならないよう保温が必要です。
高水温に弱い
良いことずくめのミクロソリウムですが高水温に弱い欠点があり、30度近くになれば茶色く変色し、枯れてしまうのがデメリット。(シダ病)
クーラー無しのお部屋だと夏は少し枯れて、冬に向かってまた伸びてくるの繰り返しになっちゃいます。
(これさえ無ければ1位でオススメしたい水草です・・・)
逆に言えばミクロソリウムが枯れる理由の大半は高水温で、その他の要因で枯れることはあまりありません。
うまく高水温を避けることができれば綺麗に育つのでチャレンジしがいがある水草とも言えますね。
3位、アナカリス
カボンバと並んで金魚藻と言われる、太い茎とギザギザした葉が特徴的な水草が「アナカリス」です。
カボンバと双璧をなす水草ですが育成が難しいカボンバと違って、アナカリスは育成が簡単。
水質にうるさいわけでも無く、金魚に根を抜かれてもある程度育つタフさを持っています。
光量さえあれば結構育つタイプなので、金魚が小さくあまり数がいないと「増える量>食べる量」となってどんどん伸びてくることもあるほど。
(理科の実験でも先生が増やしていたんじゃないでしょうか)
照明設備は欲しいところ
低光量でも育つミクロソリウムと比べ、ある程度の明るさが無いと枯れやすいので水槽用の照明は欲しいところ。
30cm水槽で必要な光量をワット数で表すと、ミクロソリウムが5Wほどで、アナカリスは倍の10Wぐらいは必要になります。
値段はカボンバと同じくらい安いので、エサとして割り切って入れるのも全然アリですがどうせなら増やしてみると楽しいでしょう。
ライトが揃って、根がしっかり生え地に足がついたアナカリスはバチバチに伸びます。
(次に紹介するマツモほどではないけど・・・)
2位、マツモ
「マツモ」は柔らかい葉が綺麗な特徴で、見た目だけで言えばカボンバとよく似ています。
見た目は水草そのものですが根を張ることはなく水面でプカプカ浮いて成長する浮草の仲間です。
埋めても掘り返してしまう金魚とは相性が良く、砂利に埋めるのはむしろ間違い。浮いた状態こそがマツモの正しい育成方法です。
(根を持ちません)
育成はとても簡単で光さえあれば育ち、葉が柔らかく金魚のエサにもなりやすいため、育成が簡単なアナカリスと美味しいカボンバが合わさったような水草(浮草)と言えるでしょう。
植えても問題はないので束ねて砂利に埋めれば綺麗な水槽を作ることができますが、光を求めてグイグイ上に伸びてくるので維持はできません。
ある程度の光さえあれば本当にグングン伸びる
とても丈夫で成長速度が早く植えることも必要ないため、光さえあればグングン伸びます。
アナカリスはCO2を強制添加すれば更にバンバン伸びるんですが、マツモはCO2添加無しでもそれと同じくらい伸びるという成長の速さです。
実のところ浮草の仲間は基本的にかなり多くの光量を必要とし、例えばホテイアオイなどは水草用のライトを複数本設置しても足りないレベルなのですが、マツモはそこまで必要とせず30cm水槽で最低5W、できれば10Wの照明設備があれば十分です。
別容器で増やすのも良し
よく増えるのですが同時に柔らかく食べられやすいタイプではあるので、別容器で増やすというのもオススメ。
水槽横や直射日光があたらない屋外や窓ごしにバケツやタライなどに浮かべておくだけで増えてくれます。
屋外の場合はお湯にならないようには注意しましょう。
直射日光だと光はまだ良いのですがお湯になります。
1位にするか迷いましたが水槽に入れておくと金魚に食べられてしまって無くなっちゃうことを考え、この順位にしました。
(エサかつ育つ草としてならバッチリ1位!!)
1位、アヌビアス
1位は「アヌビアス」という水草です。
ミクロソリウムと同じく葉が固く、流木や石に根をしっかり張るタイプなので、食べられず掘り起こされず金魚と相性の良い水草です。
むしろ砂利に埋めてしまうと根腐れを起こしてしまいます。
何よりアヌビアスは丈夫な水草として知られ、水草には厳しい金魚の水槽でもすぐに枯れてしまうということがありません。
ミクロソリウムと違い高水温にも強いのでその点でも非常にオススメです。
ただし熱帯の水草なので15℃未満だと枯れるため冬場は水中ヒーターは欲しいところ。
使用する場合は石や流木などに”ねじりっこ”などで巻いてやると良いでしょう。
最初から石に付いたものも売られています。
アヌビアスの種類
アヌビアスには種類が色々ありますが「アヌビアス・ナナ」が最も一般的でオススメ。
先程の写真もナナになります。
そのほか、大きい「アヌビアス・バルテリー」や小さめな「アヌビアス・ナナ プチ」というタイプもあります。
どれも育成は簡単です。(プチはやや落ちますがそれでも丈夫な部類)
選外、ブセファランドラ
ブセファランドラは熱帯魚・水草愛好家に人気の水草です。
非常に金魚と相性が良い水草なのですが、近年人気とはいえホームセンターレベルではまだまだマイナーな水草なので選外として紹介致します。
マニア向けの難しい水草と思いきや、アヌビアスと同じサトイモの仲間で、「葉が固くて食べられない」・「石や流木に根を張って掘り起こされない」・「育成が簡単」というアヌビアスと同じ性質を持っていおり、実は金魚にも相性が良い水草になります。
色々種類があるので集める楽しみもあり、やや変わったものが良いなーと思う人にもオススメの水草です。
※熱帯性の水草のため冬場のヒーターは必須です。
まとめ、個人的な所感
金魚は何でも食べる強い雑食性であるため、大体の水草は金魚のエサになってしまいますし、砂利に根を張る水草は育った金魚なら掘り返されて育ちません。
そういう意味で本当に金魚と共存できる水草は「アヌビアス」または「ミクロソリウム」ぐらいなもんと言えるでしょう。
正直言えば金魚愛好家は水槽に水草は入れない人が大半です。
金魚の飼育を始めたばかりだと酸素や水を綺麗にするために水草を入れないといけないと思いがちですが、そのようなメリットは実はあまりありません。
水草よりもフィルターや砂利の方にお金を回したほうが金魚のためになりやすく、個人的にはまずそっちの方がオススメです!
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この記事へのコメント
アナカリスについてなのですが別に植える必要無くないですかね?
自分はベアタンク水槽に放り投げときましたけど滅茶苦茶茎が伸びてましたよ。
アナカリスの根なんて枝分かれ等してる訳じゃなく直線状に伸びているのであそこから養分を吸っているので
は無いのでは無いでしょうか。根が無いと育たないみたいな書き方ですが、自分は見た目が悪いので全部切ってます。それでも育ってます。
>>1
見返しました(=゚ω゚)ノ。
僕的にはカボンバの方が誤解を招く表現を感じてそっちが気になりました。
全体的に修正してみたんですけどどうですかね??ヽ(・ω・)/