初心者潰し?金魚鉢が金魚の飼育に向かない5つの理由
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金魚を入れる容器といえば金魚鉢!
しかしながら金魚鉢は金魚には適した容器ではありません。
金魚鉢が金魚の飼育に向いていない理由を紹介します。
金魚1匹に必要な水量
4cmほどの金魚1匹に必要な水量はおよそ3~5リットルぐらいが目安になります。
しかしながら金魚鉢の水量というのはかなり少なめ。
小さいので2リットルほど、大きいもので4リットルほどしか無く、金魚が必要とする水量に届いていないのです。
水槽の水量
金魚を飼育する容器は水槽が一般的です。
例えば金魚鉢と同じ値段で買えるGEXの金魚Sセットは水量が10リットルほどになります。
パッケージには3~4cmの魚で2~3匹が飼育匹数の目安と書いてあります。
10リットルで2~3匹となると、2リットルほどしかない金魚鉢は1匹も飼えない計算になりますね。
金魚の大きさ
金魚は意外に大きくなる生き物であります。
金魚すくいの金魚である「和金」という種類は成長すると20cmは越え、30cmにもなる素養があります。
狭い金魚鉢ではストレスがかかり食欲が落ちます。
20cmにもなる金魚にとって横幅が少ししか無い金魚鉢では狭すぎるのです。
水が汚れやすい
金魚鉢は水量が少ないと言いましたが、水量が少なければ水がすぐに汚れやすくなります。
例えば2Lの金魚鉢と10Lの水槽では単純に5倍ものスピードで水が汚れます。
水槽に比べ金魚鉢は水を清潔に保つことが困難で、飼育を難しくしてしまいます。
管理が大変
また汚れやすいということはそれをカバーするにはより多くの水換えが必要になります。
汚れやすさが5倍なので、つまり5倍の頻度で水を換える必要があります。
水槽だと一週間に1回水換えのところが、金魚鉢の水量だと毎日換水レベル。
管理がとても大変です。
また1日サボった際のリスクもデカいので非常に管理がシビアなのです。
水温変化によるダメージ
意外に知られていないのですが、金魚は温度変化に弱い生き物。
水量が少ない金魚鉢は気温の変化がすぐに伝わってしまい、金魚を弱らせてしまいます。
水槽が大きいほど飼いやすくなると言われますが、水量が増えると気温が水槽に伝わりづらくなるのです。
特に夏が終わって秋になると気温差が激しく人間ですら風邪をひきやすい気候。
金魚鉢でしばらく維持できていたのに夏の終わりから秋の間で死んでしまうのは温度変化によるものが多いでしょう。
まとめ、個人的な所感
金魚といえば金魚鉢で飼育するのがセオリーだと思いがちですが、実のところ「飼育する」という点に関しては適していません。
金魚はとても丈夫な魚なのですが、金魚鉢での飼育は難しく単なる「観賞用の生けす」と言った方が良いでしょう。
そもそもヨーロッパの一部地方では金魚を金魚鉢で飼うのは虐待とされ、法律で禁止されているほど。
金魚鉢で死なせてしまって「金魚は難しい!」と思われがちですが、金魚を飼うにはあまりにも小さいのです。
そりゃ難しいハズです。
金魚を一時的に見て楽しみたいなら話は別ですが、ちゃんと飼うつもりなら水槽の方が圧倒的にオススメですネ。
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