海水魚水槽にエアーレーションは不要!?酸欠など必要性を解説!
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「海水魚水槽にはエアーレーション(ブクブク)が必要?」
エアーレーションが必要になる環境や、酸欠におきる条件・仕組み、塩ダレが出ないエアーレーションについても解説していきます。
基本的には必要無い
基本的にはエアーレーションは必要ないものと思って下さい。
淡水魚は水の汚れに強く、小さな水槽や魚が多く入った過酷な環境でも飼育することができます。
過密で飼育する場合に限り酸欠を起こさないようにエアーレーションを行う場合があります。
しかし海水魚は水の汚れに弱く、そもそも過密という過酷な環境で飼育することが難しい前提があります。
水の汚れに強い淡水魚であるからエアーレーションを必要とするほど過密気味で飼育できますが、海水魚には適した飼い方ではありません。
エアーレーションをした方が良い場合
しかし一部の環境では魚の数が適切でも酸欠になる場合があります。
それは水槽にある濾過バクテリアの数が多い場合です。
濾過バクテリアも呼吸を行っていますので、多すぎるバクテリアは酸欠を引き起こすことがあります。
濾過バクテリアが多くなる原因>
水槽にある濾過バクテリアが多くなるのは外部フィルターを使用している場合です。
外部フィルターは濾材が入る量が多く、濾材は濾過バクテリアの数を増やすものです。
よって外部フィルターを使用し、特に濾材を生物濾過を重視したものを多く使っている場合は酸欠が起こりやすくなります。
魚の数が少なければ大丈夫ですが、特に外部フィルターは水換えを定期的にして魚の数を多く飼育スタイルと相性が良いので、そのような水槽システムであればエアーレーションを行うべきでしょう。
プロテインスキマーによるエアーレーション効果
しかしエアーポンプにエアーストーンをつけただけのいわゆる「ブクブク」では、水面で水が飛散して蒸発し塩ダレと呼ばれる塩の山ができてしまいます。
水面近くに自作でカバーなどをつけて塩ダレを食い止めても良いのですが、プロテインスキマーでも水中の中の酸素を増やすことができます。
プロテインスキマーでは塩ダレは一切発生しません。
溶存酸素量が増える仕組み
プロテインスキマーは筒状の容器で微細な泡を発生させて汚れを水槽外に排出する装置です。
泡が細かいほど汚れがとれるためプロテインスキマーは微細な泡を生成できるようになっており、単純に「ブクブク」を設置した場合と比べて多くの酸素を溶け込ませることができます。
逆に言えばプロテインスキマーは設置している水槽にはエアーレーションが必要ないとも言えます。
エアリフト式は定期的なメンテが必要
一点注意しないといけないのはウッドストーンにより泡を生成する「エアリフト式のプロテインスキマー」は定期的にウッドストーンの清掃・交換が必要です。
ウッドストーンはかなり微細な泡を生成できるメリットがありますが、穴が詰まりやすく少しずつ微生物やゴミなどで穴が塞がれていき泡が大きくなっていきます。
2週間に一度程度はウッドストーンのメンテナンスが必要になるため手間がかかってしまうのがネックです。
関連エアーリフト式プロテインスキマーがダメなワケ!性能・手入れなど!
ベンチュリー式プロテインスキマーは良いことづくめ
プロテインスキマーにはエアリフト式のほかに強力なポンプでエアを噛むことにより泡を生成するベンチュリー式というタイプものもあり、こちらはウッドストーンを使っていないため手間がかかりません。
やや値はありますが、ベンチュリー式のプロテインスキマーであれば「メンテもいらず」「ブクブクより強力」で更に「汚れの除去」を行うのでメリットづくめと言えます。
ベンチュリー式プロテインスキマーは多くがオーバーフロー水槽に使用する大型のものですが「カミハタの海道達磨」や「レッドシーのプリズムスキマー」など小型水槽でも使える商品も出ていますので検討してみて下さい。
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まとめ、個人的な所感
海水水槽におけるエアーレーションの必要性をまとめますね。
- 外部式フィルターで魚を多く入れている場合はエアーレーションが必要
- ブクブクでは塩ダレが発生するため注意
- プロテインスキマーを使うことで塩ダレ無しにエアーレーションを行うこともでき、汚れも取れる
海水ではあえてエアーレーションを行うことがあまり無いと思います。
海水水槽は効率的に汚れを排出するプロテインスキマーを設置している水槽が多く、別途エアーレーションする必要が無いからです。
もしプロテインスキマーを使用されていないんであれば是非設置をオススメします。
海水なら是非設置しておきたいアイテムです!
次にオススメ!:ベンチュリー式プロテインスキマーとは?構造と気になる効果について!
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