サンゴにくっつたカニって除去すべき?正体とサンゴへの害を解説
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ミドリイシやコモンサンゴを買ってくると小さいカニがついてくることがあります。
そんな小さいカニについて、その正体や生態、サンゴへの害などを解説します。
サンゴにつくカニの正体
サンゴにくっついている小さなカニは「サンゴガニ」というカニです。
サンゴガニはミドリイシやコモンサンゴなどの造礁サンゴと呼ばれるサンゴを根城にしており、サンゴの粘液を食べる変わりにヒトデなどのサンゴの外敵を追い払う生態を持っています。
カクレクマノミとイソギンチャクと同じように、サンゴと共生関係を持つカニであります。
害は無し
サンゴガニはサンゴにダメージを与えることはありません。
買ってきたサンゴからサンゴガニがくっついていて、別のSPSサンゴに棲みつき始めることがありますが現に実害はありませんでした。
移動した際は買ってきたサンゴが輸送で弱り、慌てて移動してきたのではないかと思います。
飼育について
サンゴガニは可愛いので、捨てたりはせずに純粋に鑑賞して楽しむようにすると良いでしょう。自然の姿が鑑賞できます。
種類・バリエーションは色々あり、サンゴに隠れる姿は可愛いものです。
先述したようにサンゴの粘液を食べているためエサを与える必要はありません。
逆に言うとSPSサンゴが無い場合は餓死する可能性が高いでしょう。
まとめ、個人的な所感
サンゴにくっついている小さなカニはサンゴと共生関係にあるサンゴガニで、害を与えることはありません。
また、サンゴガニは状態の良いサンゴに棲む傾向があるので、販売されているサンゴが元気かどうかを見分けるポイントにもなります。
状態の悪いサンゴはカニにとって居心地が良い環境では無く、危険を犯してまで移動することがあるほど。
サンゴガニが付いていれば(少なくとも水槽の中では)状態が良いサンゴと言えるでしょう。
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