水換えが嫌な人こそオススメしたい!マリンアクアの実情!
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「今、淡水の熱帯魚を飼っているんだけど海水は難しそう」
そのように感じている方が多いのではないでしょうか。私も長年淡水熱帯魚を飼育していましたが、やはり海水は別格という意識があり尻込みしていました。
しかし実際に踏み込んでみると海水だからこそ楽になる部分があります。
水換えや水草のトリミングが嫌な人こそオススメしたいジャンルで、その実情を教えます。
目次
確かに人口海水は面倒臭い
当然ながら海水なので換水には人口海水を添加するか、天然海水が必要になります。
マリンアクアでは大体の人が人工海水を使用しておりますが、溶かすまで数分かかり、その上で比重計を用いて塩分の比重を合わる必要があります。
海水を始める前だとここが不安でしたが、正直水換えの手間はやっぱりかかりますし、水換えに人工海水のコストもかかってしまうことは事実です。
加えてカルキ抜きみたいにサッと溶けず、結構時間がかかってしまうので無駄に時間もかかります。
しかしトータルでは海水の方が管理がはるかに楽です。
その理由は「プロテインスキマー」という海水特有の器具により水換え頻度が大幅に抑えられるからなんです。
プロテインスキマーによって水換え頻度が激減
プロテインスキマーとは濾過装置のひとつで、簡単に言うとエアーレーションによりゴミを外部に吐き出す濾過形式です。
筒状の形状をした装置の下の方でエアーレーションを行い、泡と共に遺物を筒の上部および水槽外に吐き出す仕組みになっています。
ここで特筆すべき点は魚の排泄物を生物濾過を介さず、排泄物のまま処理が可能であるということです。
排泄物の状態で処理できる大きなメリット
淡水の場合、排泄物は生物濾過により毒素の低い「硝酸塩」までしか無害化できず、時間経過で少しずつ硝酸塩が蓄積されます。
これを対処するために「水換え作業」を行って硝酸塩を外に出すのが一般的な淡水のアクアリウムです。
いくら強力なフィルターを使ったところで硝酸塩が溜まることには変わりません。
しかしプロテインスキマーは排泄物を生物濾過を介さず排泄物のまま除去してしまえるので、極端に言うと硝酸塩が溜まらないのです。
硝酸塩が溜まらなければ(硝酸塩の除去を行うための)換水自体が必要ありません。
淡水で水換え不要を謳うものはどれもうさんくさいものばかりでしたが、理論的にメンテナンスフリーを目指せるのがマリンアクアなのです。
海水だけプロテインスキマーを使える理由
これだけ便利な装置なら淡水でも使えないかと思案するものですが、淡水では本来のパワーを発揮できず使い物になりません。
それは水の粘度が異なるため、淡水では微細な泡が作れないからです。
プールと海水浴では水の泡立ちが違いますよね。
プールで空気と水をかき混ぜてもバシャバシャという感じですが、海だとジュワーという感じで微細な泡が作れます。
プロテインスキマーは泡が細かくないとゴミを除去することができないため、微細な泡が出せない淡水では使い物にならないのです。
関連海水水槽のプロテインスキマーとは!?仕組みと効果、おすすめのスキマーについて!
カクレクマノミは丈夫な魚種でショップで簡単に手に入る
私が海水水槽を始めたいと思ったきっかけはカクレクマノミが飼育できないかと思ったことでした。
同じようにカクレクマノミをいずれは飼育したいと思っているアクアリストは多いハズ。
嬉しいことにカクレクマノミは沖縄からの自然採集やブリードも行われており、最も流通している海水魚の1つです。
ショップに行けば大体置いていますし、価格も1000円ほどと簡単に手に入れることができます。
また特別気難しい種類ではなく、しっかりポイントを抑えれば初心者にだって飼育できる入門種には最適な海水魚です。
関連失敗しないカクレクマノミの飼い方!餌や必要な飼育設備など!
人気のスズメダイはかなり丈夫
同じく定番の海水魚としてはスズメダイと呼ばれる海水魚たちでしょうか。
沖縄などに棲む青いやつや縞々したものは誰でも見覚えがある綺麗な海水魚ですね。
このスズメダイと呼ばれる海水魚たちは強健そのもの。
こいつらに至っては丈夫な淡水魚と変わりありません。
下手すれば金魚より飼育が簡単なのではと思うくらいで、この海水魚が飼いたくて始める人なら丈夫さについては心配無用だと思います。
強健なことを活かして簡素な設備でも飼うことも可能です。
ライブロックにより本格レイアウトが簡単にできる
そのほか淡水と比べて海水のメリットとしては迫力ある本格レイアウトを作りやすい点もあげられます。
海水水槽ではライブロックと呼ばれる多孔質の自然素材を中心にレイアウトを組みますが、非常に軽くて砕きやすいため簡単に見応えのある水景にすることが出来ます。
更にライブロック自身もかなり自然っぽい、というか自然の岩そのものなので置くだけでもかなり様になります。
淡水では満足のいくレイアウトがなかなか出来ない人も、ショップで大きなライブロックと中くらいのものと小さなものを購入して組むだけで水族館の水槽にも負けないようなレイアウトを完成させることができます。
関連海水水槽のライブロックとは!?機能と量や配置・置き方について!
サンゴは種類を選べば容易に育つ
サンゴを育成するには専用の高い器具と熟練の知識が必要なイメージが強いと思います。
私もテレビで珊瑚礁の保全特集が度々取り上げられているのを見て飼育・育成することは到底無理だと思っていました。
思っていたんです。
しかし実際に初めてみると意外にサンゴを飼えてしまうもの。
思ったより簡単なのです。
初心者でも飼うことは十分可能
確かにミドリイシと呼ばれるサンゴなど初心者には飼育が困難な種類もありますが、簡単な種類は初心者でもサンゴが飼えてしまうのです。
初心者だった頃はまずやってみようと簡素な設備環境でチャレンジしてみたのですが、育成し増やすことが出来ました。
増えすぎて困ってしまったサンゴだってあるほどです。
サンゴは飼えないイメージがつきがちですが、実際はそんなことはありませんでした。
まとめ、個人的な所感
私は長年カクレクマノミを飼ってみたいと思っていましたが、人口海水による換水が面倒臭いと二の足を踏んでいました。
実のところプロテインスキマーにより水換え頻度が激減するので結果的に淡水よりかは手間がかかっていません。
- 換水はひと手間増えるが、プロテインスキマーがあるので水替え頻度は減る。
- サンゴは難しい種類に手を伸ばさなければ十分育成可能。
- カクレクマノミは入門種として知られており、入手及び飼育も簡単。
「次に立ち上げる水槽が淡水と新たに海水に行くかで迷っている」、なんて人には海水がオススメです。
淡水だと水槽増やすと水換えの手間が増えちゃうんですよね。
海水は複数水槽の1つに加えれば、余計な水換えも増えないのでカナリ良いです。
サンゴについても育成が用意なサンゴを中心に組めば育成することが十分可能でしたし、それに何よりカクレクマノミやヤドカリなどが飼えるのが嬉しいですね。
長年憧れていましたから初めて海水水槽を設置した時は家に水族館の魚がある・・・とうっとり鑑賞に浸ってました。
二の足を踏まず、サンゴや海水魚が織りなす海水独特の水景に是非チャレンジしていただきたいです。
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