カクレクマノミと混泳相性が良いオススメの海水魚!【初心者向け】
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せっかくの海水魚水槽、カクレクマノミ以外も飼育してみたいと思うもの。
性格、遊泳スタイル、大きさ、丈夫さ、値段を考慮して初心者にオススメできるカクレクマノミと相性の良い海水魚をあげていきます。
カクレクマノミは混泳させやすい性格の海水魚なのでポイントを抑えれば同じ水槽で別の海水魚を飼うこともできます。
目次
デバスズメ
デバスズメダイは性格が温和で丈夫・安価という三拍子揃った人気の海水魚でカクレクマノミとも混泳相性が良い海水魚です。
丈夫で安価ということで初心者には最適な海水魚となっており、比較的どのような環境でも飼えるのでカクレクマノミが飼えている環境であれば大丈夫です。
群れで行動する性質があり、複数匹入れるとまとまって泳ぐのもポイントです。
群れる性質上、岩場に隠れたりすることがあまり無く前に出てきてくれるので水槽が賑やかになりますよ。
関連デバスズメダイの飼育について!混泳や魅力引き出すレイアウト、水槽サイズなど。
他のスズメダイは混泳に適さない
ルリスズメダイやシリキルリスズメダイも人気の海水魚ですがこちらはカクレクマノミとの混泳に適していません。
デバスズメダイ以外のスズメダイは性格がキツくカクレクマノミをいじめてしまうことがあります。
小型スズメダイのうちデバスズメダイだけが例外的に温和と覚えておきましょう。
(そのほかにもブルーリーフクロミスなども温和ですがかなり高いです)
ハタタテハゼ
ハタタテハゼは遊泳ハゼの仲間で、安価でありながら赤と白のグラデーションがとても綺麗な定番の海水魚です。
温和な性格をしているためカクレクマノミに悪さをすることが無く、一緒に飼育することができます。
丈夫な部類の海水魚でカクレクマノミが飼育できている環境であれば問題ないでしょう。
ただ温和というよりかは臆病な性格をしており、カクレクマノミの性格がキツい子だったり大きな子だったりするとビビッって出てこなくなり衰弱死してしまうことも。
どちらかというと数cmくらいの小さなカクレクマノミに向いたタンクメイトです。
また驚いた拍子に水槽外へ飛び出す事故がかなり多いため、水槽にフタをすることが必須です。
ベラの仲間(ニセモチノウオ)
ニセモチノウオやイエローコリス、キュウセンベラ、スカーレットフィンラスなどベラの仲間もカクレクマノミと相性が良い海水魚です。
水槽内をちょこまかとせわしなく泳ぎ回っているのでマスコット的な可愛さがあります。
病気に強く、自分と同じような魚以外には興味を示さないためカクレクマノミとの混泳にオススメの海水魚です。
ベラ類はレアなものを除くとカクレクマノミより一回り高いくらいの海水魚で入手もしやすいのもオススメポイントです。
飼育の注意点
同じベラ類やバイカラードティーバックなど形が似たような海水魚に対してはケンカしますので1水槽に1匹までとしましょう。
またベラは大きくなってくるとエビ類を食べようとしますので水槽にエビを入れる予定がある場合は、中型のベラ(10cm以上)は避けたほうが良いでしょう。
あとはベラ類は驚いた拍子に水面からロケットのように飛び出すことがありますので必ず水槽にフタをするようにしましょう。
ニセモチノウオが特にオススメ
ベラの仲間で特にオススメなのがニセモチノウオです。
最大6cmほどの小さなベラでストライプ模様が可愛い上に、値段も安価です。
小さいのでエビとも相性が良いですヨ。
関連ニセモチノウオの飼育情報。大きさ、混泳、飼育ポイントなど
テンジクダイの仲間(マンジュウイシモチ、キンセンイシモチ)
テンジクダイの仲間は温和で安価な海水魚のためカクレクマノミとの混泳に向いた海水魚です。
よく見るのはマンジュウイシモチ、キンセンイシモチ、やや高いですがプテラポゴン・カウデルニーなどがあります。
広い空間で群れを一時停止するように泳ぐ遊泳スタイルを持ち、水槽前面に空いたスペースに泳がせることができるので水槽の観賞価値を高めることができます。
性質上デバスズメダイと似たような感ですね。
こちらの方がゆっくりと優雅な泳ぎ方をします。
また、丈夫さは劣りますがカクレクマノミよりは一回り強いのでカクレクマノミが健康に飼えているのであれば心配無用です。
関連
・プテラポゴン(カウデルニィ)の飼育について!大きさや繁殖、混泳など。
・マンジュウイシモチの飼育情報。大きさ、混泳、飼育ポイントなど
共生ハゼの仲間(ハタタテネジリンボウ、ギンガハゼ)
共生ハゼは巣穴を作るエビと一緒に住む「共生」の性質がある海水魚です。
よく見かけるのはハタタテネジリンボウ、ギンガハゼです。
エビが作った巣穴を使わせてもらう代わりに外敵がやってきた時に知らせる役割を持っており、エビとWINWINのの関係になっています。
共生ハゼは病気に強く初心者でも簡単に飼育できる海水魚で、共生する様子を水槽内でも楽しむことができます。
水槽底に巣を作って拠点としますのでカクレクマノミとも遊泳上の相性もバッチリです。
巣を作らせるポイント
共生エビに巣を作らせるためには巣を作りやすいように砂と場所を用意してあげることです。
やや細かめの砂をベースに4cm~5cmほど敷き、巣を作らせたい場所には荒めのサンゴ砂を用意しておくとエビが選んで巣作りに使用します。
また巣のベースとしてライブロックを少し埋めておくとエビが巣を作りやすくなるため狙った場所に巣を作らせることができます。
関連共生ハゼと共生エビの飼育について。餌や底床、組み合わせなど
ギンポ・ブレニーの仲間
最後に紹介するのはギンポ・ブレニーの仲間で、例えば「テールスポットブレニー」、「イシガキカエルウオ」、「インドカエルウオ」、「ヤエヤマギンポ」などです。
見たが可愛くて愛嬌があるということもそうですが、何よりオススメしたいのはコケを食べてくれる性質があり水槽内に生えた美観を損ねるコケや藻類を食べてくれます。
カクレクマノミには一切興味を持たず、ストイックにコケを探し食べて回っています。
藻類の増殖が防げるので水槽に1匹は欲しいルームメイトですね。
種類によってはあまりコケを食べないものもありその場合はただの同居人になってしまうのですが、それはそれで愛嬌があって可愛いため一興かもしれません。
コケをよく食べてくれるのは「イシガキカエルウオ(スマイリーブレニー)」、「ヤエヤマギンポ」です。
同種同士は飼育できない
ギンポ・ブレニーの仲間は基本的にはとても温和な海水魚なのですが、同じ仲間を複数匹入れてしまうと激しくケンカします。
大きな水槽だとテリトリーを分けることができるのですが、小型水槽だと死ぬまで争うため、1つの水槽に1匹までとしましょう。
関連
・テールスポットブレニーの飼育について。コケ取りや混泳など!
・イシガキカエルウオ(スマイリーブレニー)の飼育について!コケ取りや混泳など。
おわりに、個人的な所感
カクレクマノミは他の魚と混泳することが可能な海水魚なので気に入った魚を集めて、自分だけの海水魚水槽を作ると一層楽しむことができます。
どれがいいかなーと漠然と考えているなら「デバスズメダイ」が一番オススメですネ。
一番安くて丈夫です。
あとはコケに悩ませられてたら「ギンポ・ブレニー」を入れてみるのが良いでしょう。
こちらのオススメは「イシガキカエルウオ(スマイリーブレニー)」で、特に生えやすい茶苔をよく食べてくれるので効果が高いです。
とはいえ自分が気に入った海水魚を飼育するのが一番楽しめます!
色々何を入れようかと考えている時間もまたマリンアクアの楽しみですネ!
次にオススメ!:
・カクレクマノミと混泳相性の良いオススメの海水魚【脱初心者・中級者向け】
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