ADAのCO2発生装置、アドバンスシステム フォレストのレビュー
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ADAから発売されているCO2フルセット「ADA CO2アドバンスシステム フォレスト」を購入したのでレビューします。
内容物から、組み立て、使用感を述べています。
商品説明
メーカーページには以下のようにあります。
CO2システム74/Ver.2をベースにCO2添加に必要な器具が全て揃った定番セットがリニューアル。(中略)。60cm水槽以下でCO2添加を行うビギナーの方にも最適なセットです。
ようは二酸化炭素添加のために必要なアイテムが全て入ったフルセット商品。
CO2添加にはレギュレータや耐圧チューブ、スピコンなど色んなパーツが必要になりますが、正直どれを揃えたら良いのかが分かりづらいんですよね。
これ1つで全て入っているのは非常に分かりやすいです。
しかもメーカーがADAなので安心感があります。
価格
定価は「15,000円」、税込み「16,200円」。
ADA製品ということもあり、定価厳守商品。どこで買っても同じ価格がほとんどだと思います。
内容物
パッケージはこんな感じ。
それでは開封していきます。
小物類が入った袋と左手には説明書・保証書が入っています。
中に入っているのは以下の通り
- CO2ボンベ
- スピコン付きレギュレーター
- バブルカウンター機能付き、拡散器
- バルブ
- ボンベスタンド
- 小物類が入ったチャック袋
CO2ボンベ
商品名「CO2フォレストボトル」、CO2が入ったボンベですね。
「水槽にCO2を添加することで、森林をイメージした爽やかな香りが広がります。」とのことです。
スピコン付きレギュレーター
レギュレーターはCO2ボンベの圧力を一定圧まで下げて、チューブや水槽で扱えるレベルまで下げるものです。
出す流量を調節するスピードコントローラーの機能もついており、コレ1つで減圧・排出量の調整ができるようになっています。
商品名は「CO2システム74-YA/Ver.2」。
評判が良く信頼性のあるレギュレーターみたいですね。
ただし汎用品ボンベと互換性が無いのでその点がかなりネック。
ADAのボンベ以外を使う場合は変換アダプターなどを付ける必要があります。
バブルカウンター機能付き、拡散器
商品名「パレングラス・イージー」、CO2拡散器にバブルカウンターがついたものです。
CO2拡散器は水中に微細な泡でCO2を排出することにより効率よく水中に添加することができるアイテムです。
バブルカウンターは添加する量を可視化できるものです。
これがあれば1秒に何滴添加するか?という風にCO2の添加量を可視化・数値化することができます。
これ1つで2つの機能がついていて便利なのと、何よりガラス製がスタイリッシュですね。
ADA製品は綺麗なものが多いので、好きな人も多いです。
バルブ
CO2の排出を止めるバルブです。
コックを閉じればCO2を遮断、開ければ流れていきます。
ボンベスタンド
CO2ボンベおよびCO2セットを立てるものです。
ステンレス製です。
小物袋
あとは袋に色々入っています。
- 耐圧チューブ
- シリコンチューブ
- 逆止弁
- 各種キスゴム
- バブルカウンター(パレングラス・イージー)に水を入れるヤツ
耐圧チューブはもちろんのところ、逆止弁などもついているので本当にこのセットだけでCO2の添加を行うことができるようになっています。
組み立てとか、使い方
特に特殊な器具はありませんでした。
組み立てていきますね。
レギュレーターとバルブの接続
付属の耐圧チューブを短く切って、レギュレーターとバルブを接続します。
バルブには向きがあるので注意が必要です。
そのまま差し込むと抜けなくなります。
レギュレーターとバルブはどちらも閉めて置きます。
これでCO2ボンベを接続できるようになりました。
ボンベの差し込み
レギュレーターが完全にしまり、バルブも閉じていることを確認した上でボンベを差し込みます。
回していくと途中でボンベに穴があき、そこで手を緩めてしまうと空気が漏れるのでグイグイ回します。
完全に回らなくなったらOKです。これで本体部分は完成です。
水槽にCO2拡散器をセット
次に水槽にCO2拡散器をセットします。
バブルカウンターを機能させるためにCO2拡散器「パレングラス・イージー」に付属のスポイトで水を流し込んでいきます。
入らなくなったら止めても大丈夫です。一定量あればバブルカウンターとして機能します。
そしたらパレングラスを耐圧じゃない柔らかい方のチューブと接続し、付属の吸盤を使って水槽内にセットしま
す。
パレングラスはガラス製で非常に割れやすいので取扱には注意が必要です。
セットし終えたらチューブに逆止弁を向きを間違えないように繋いでおきます。
本体と拡散器を接続
逆止弁を耐圧チューブで本体と接続します。
「本体」~耐圧チューブ~「逆止弁」~ただのチューブ~「CO2拡散器」
という感じですね。
本体から逆止弁までは圧力がかなりかかるので耐圧のチューブを使用する必要があります。
これで設置は完成ですー。
CO2の添加開始・量の調節
まずバルブを開け、次にレギュレーターのスピコンを手で緩めるとCO2が流れていきます。
バブルカウンターを見ながら、スピコンのネジを調節していくわけなんですが結構シビアで、ちょっと動かしただけでドバッと変わります。
更にスピコンの回し量が反映されるのは時間差があり、慣れていないと難しく感じてしまいます。
「ちょい動かし→様子見」を繰り返して、希望の秒間滴数に調節します。
環境や水草にもよりますが、大体1秒1滴~3滴あたりが多いです。
レビュー、使用感など
それでは使用感などを述べていきますね。
やはりADA製は綺麗
ガラス製のバブルカウンター、CO2拡散器が付属していて、またチューブ類も白や透明なので水槽にスッキリ馴染みます。
加えてボンベスタンドやレギュレーターもステンレスで見えない所もまたお洒落。
安価なセットだとどこか安っぽさが目立つのですがこれはそんなことないですね。
私は見えない所においていますが、水槽横に置くならかなり良いのではと思います。
あとなんとなく意識が高くなった気がします。
レギュレーターが良い
付属しているレギュレーターは結構評判良いみたいで中々良いんじゃないかなと思ってます。
昔通販でよくある安価なレギュレーターを何台か使っていたんですが、どれもしばらくすると漏れたりしてました。
安価だから・・・と選んでしまっていましたが後から見ると失敗でしたね。
安物は安物でしかないなぁと。
最初に買ったCO2レギュレーターだけはしっかりしたメーカーを選んでいて、それは5年以上経った今でも現役です。
ただ汎用ボンベ使えないのはちょっと・・・。
その他に欲しいアイテム
一応本セットで全部ついてるんですが、これに「電磁弁」を追加して使っています。
電磁弁はコンセントに通電させれば弁が開くというものです。
つまり24時間タイマーと繋げて、自動的にCO2添加がON/OFFできるようになるアイテムなんです。
夜間は水草は光合成しないので無駄なんですよね。
1日の点灯時間を8時間とすると、24時間のうちたった1/3しか添加が必要ないんです。
なので「電磁弁+24時間タイマー」をすれば手間がかからず、効率が良くなりますよ。
あとは汎用ボンベが使えるような変換アダプターがあればランニングコストを下げることが出来ます。
ボンベに匂いつき!?
CO2ボンベ「CO2フォレストボトル」。
「水槽にCO2を添加することで、森林をイメージした爽やかな香りが広がります。」とあり、匂いがついているらしいんです!
わくわくしながら嗅いでみたのですが・・・・。
・・・特に分かりませんでした。(´・ω・`)
総評
CO2添加装置って必要な部品が色々あって分かりづらく、そういうこともハードルを上げてしまっていると思います。
ですが、本セットなら必要なものが全部入っているので初心者にも手をだしやすい商品だと思います。
ADA製品ということもあり、長く使えそうなレギュレータが付属していて良い感じです。
安物のレギュレータ、CO2セットを何台か買ったりしてたんですが、すぐダメになるので割高でしたし、そのようなことがあるとやっぱりCO2添加は難しんだってなっちゃうと思うんです。
しっかりCO2添加装置を考えるのなら目先の安物よりこのようなしっかりした製品の方がオススメですね。
あとフルセットにはなっているのですが、ON/OFFは手動なので「電磁弁+24時間タイマー」も付ければ自動的に作動できて、それもつけるのが良いかなぁと思いますネ。
あとは汎用ボンベが使える変換アダプターがあればランニングコストも抑えられて良いと思います。
以上、「ADA CO2アドバンスシステム フォレスト」のレビューでした!
参考になりましたら幸いです。
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