GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」レビュー!意外なほど静か!

GEXから発売されているエアーポンプ「e-AIR6000WB」のレビュー。

パワーや静音性などはモチロンのこと、騒音計による音量測定も!

そのほか使い勝手など気づいた点を紹介していきます。

目次




製品の概要

GEX製エGEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、パッケージアーポンプ「e-AIR 6000WB」、パッケージ

内部の音を逃がさない特殊密閉構造、接地面に伝わる振動を最低限に抑える防震脚ゴム採用の静音設計で、ポンプの音を約13%ダウン!(旧モデル比較)

引用元:GEX公式サイト「e~AIR 6000WB」

e-AIR6000WB」はGEX社製の複数水槽または中型~大型水槽向けのエアーポンプです。

メーカー表記では120cm以下までの水槽に適応できるモデルで、表記排出量は1分間最大2.5L

排出量が2口付いているのも特徴で、分岐無しに複数水槽に使えたりエアーポンプとフィルターで分けることもできますね。

GEXのエアーポンプというと水槽セットや投げ込み式フィルターのセットになっている「e-AIR 1000SB」が定番ですが、今回レビューするエアーポンプもそのシリーズです。

モデル 排出量(L/m) 消費電力(W) 口数
1000SB 0.8 1.2(50Hz)、1.1(60Hz) 1
6000WB 0.8~2.5(✕2) 2.7(50Hz)、2.6(60Hz) 2
GEXのエアーポンプe-air1000SBよくあるやつ(e-AIR 1000SB)

公式の製品情報GEX公式サイト「e~AIR 6000WB」

開封の様子

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、内容物

箱を開封するとこんな感じ。

本体と取説というシンプルさで、取説にも保証書は付いていませんでした。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、本体アップ本体アップ
GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、裏側裏面

本体はこんな感じで安っぽさはなく、2000円ぐらいで手に入ることを考えたら質感は良い方だと思います。

ただ1つ感じることは思ったよりデカい!!

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、本体の大きさ重くはないけど・・
GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、本体の大きさと60cm水槽の比較60cm水槽と比べてもデカさが際立つ

パッケージの箱=本体サイズと思ったほうが良いです。

単体で撮るとそこまで大きくないように思いますが、定番の1000SBと比べるとこれだけ差があります。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」と「e-AIR 1000SB」の大きさ比較1000SBそのままデカくした感じ

本体上部というかお尻の方には吊り下げ用の穴があり、吊り下げてつかえるようになっています。

あと大きい割にケーブルが短いように感じますね。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、吊り下げ用の穴吊り下げ穴
GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、本体とコードケーブルは短め?

本体前面にはエアーが排出される口が2ついており、それぞれに独立してエアーが出ています。

先端がすぼまっていないらしくエアーチューブのモノにより中々入らないことがありましたが、ガバガバになるよりかは良いのかな?と感じます。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、2つの排出口フロントの口
GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、本体横のダイアル流量調整ダイアル

本体横には流量調節ダイアルがあり、これにより流量を調節することが可能になっています。

ちなみにダイヤルは共通で1個なので、片方ごとに流量を調整できたりはしません。

使用感・レビュー

それでは実際に使ってみた使用感を述べたいと思います。

パワー

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、単純流量

流量MAXで排出してみた写真が上の通りですが、水面がバコバコ揺れているのが分かるでしょうか?

さすが2.5L/mだけはあり中々パワフル

試しに流量を限界まで絞ってみましたがまぁまぁ使えそうな感じがしますし、一番下でも1000SBを軽く上回るほどのパワーがありました。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、流量を絞ったときのパワー流量を一番下まで絞った場合(水面をチェック!)
GEX製エアーポンプ「e-AIR 1000SB」、の流量1000SBはこれくらい。全然違う。

片方を絞ってみてももう片方が弱くなったり強くなったりはしなかったので、排出口は完全に独立しているようです。

実際にエアーストーンを接続してみたのがコチラ。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、1口のエアーレーション1つの口でこれだけ出る

1個だけに使うのは勿体無いのでは?と思うほどガッツリ泡が出ますね。(使っているのはいぶきのエアーストーン)

エアーカーテンとかでもバッチリ使えるパワーなように思います。

次は1つの口を分岐して、2台の投げ込み式フィルター(ロカボーイS、水作エイトS)で使ってみましたがこんな感じに。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、1口で投げ込み式フィルターを使っている様子

1つの口を分岐していますが、それでも普通に2個使えるぐらいのレベルです。

私は強めのほうが水が循環するので個人的にはもう少しほしいかな?とは感じるものの、一般的なレベルで言うとバッチリ使えるライン。

更にもう片方も分岐すれば2×2で4つになるので4つの水槽をカバーすることもできちゃいますね!

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、投げ込み式フィルターとエアーストーンをそれぞれ2つずつ繋いだ場合の流量6000SB 1台でこれだけできる!!(1つをエアー✕2、もう1つを投げ込み式フィルター✕2に接続)

静音性

騒音計でエアーポンプの動作音を測定した環境騒音計で測定して実測!

パワーと同じく静音性もエアーポンプを選ぶ上でチェックしたいポイント。

定番の1000SBを使っていましたが、本体の振動が触れているものと伝わって「ジィィッィッ!」という目障りな音がしていたんですよね。(共振音)

なのでシリーズモノである6000SBも「うるさいんじゃないの?」と思っていましたが、これが意外なほどに静か!

NISSOの静かさの極み」と静かなことで人気の「水作の水心」も同クラス帯の製品も持ってるんですが、正直それらと静音性は変わらないばかりか数値上で言えば一番静かでした

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」と騒音計で音量を測定GEX 6000SB:51.8dB
「水作の水心7S」の騒音計で音量測定水心2S:57.5dB

1つ補足すると、それらのモデルがどんな置き方をしても共振音がほぼ出ないのに対し、6000SBは置き方によっては共振音が出てしまうので単純に優れているワケではありません。

それでも1000SBの共振音の出やすさと比べると遥かに出にくい方で、メタルラックの上に台無しで置いても共振音がしないほどです。
(平らな場所に置いた時と音が同じ)

押し込んだり雑な設置をしない限りは全然静かなモデルだと言えるでしょうし、普通に設置してうるさいんであれば他に売られているモデルも満足できないのではと思います。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」と騒音計で音量を測定(共振時)こんな置き方をすれば共振音が出る

あと流量を絞ればそれだけ振動が無くなりますので流量を落とせばそれに比例して静音性もアップします。

動作音が気になる場合はそれで調整したりもできますね。

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」と騒音計で音量を測定(流量を絞った時)流量を最小にした場合(48.3db)
GEX e-AIR1000SBの音量を騒音計で測定している様子1000SBの共振しない時の音量(47.3db)

静音性においては正しく置き場所(または吊り下げ)を用意できるのならばかなり静かなモデルだと言えるでしょう

総評

GEX製エアーポンプ「e-AIR 6000WB」、本体

GEXの「e-AIR 6000WB」を色々使ってみましたが、付属のおまけポンプとは別次元のパワフルさで複数水槽だろうが大型水槽だろうがバッチリ使えるポンプだと感じました。

パワーは1つの口で2つの投げ込み式フィルターをカバーするぐらいで、しかもそれが2つ付いているのですから水槽を並べて使うのに大活躍します。

あと安さもそうですが正直同モデルの1000SBがうるさかったこともあり、静音性に関しては期待していなかったものの非常に静か

(雑な置き方をしない限りは)静音性で人気のある他製品にも全く劣らず、むしろ静かなくらいです。

実売2000円ほどと入手もしやすいので、エアーカーテンや底面式フィルターの並行使用・複数水槽で分岐させて使うエアーポンプとしてバッチリオススメできますね!

ただ思ったよりデカかったです。

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