マメスキマー3の使用レビュー!性能や設置、掃除について!
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マメスキマー3はマメデザインからリリースされているエアリフト式のプロテインスキマーです。
しばらくマメスキマー3を使用していましたので、性能や設置、メンテナンスなどの使用感をレビューします。
これまでプロテインスキマーを何個か使ってみた上での感想になりますので、ご参考になれば幸いです。
マメスキマー3について
マメデザインより発売中のプロテインスキマーです。
エアリフト式のプロテインスキマーで設置がし易い省スペースであることと、ガラス製でありレイアウトの邪魔になりにくいのが特徴です。
汚水タンクが別になっており、スキマー本体とはチューブで接続して設置します。
エアポンプを接続して駆動させるため、とても省エネでまた静穏性があります。
接続するエアポンプは別売りのため消音モデルのものを選びたいところです。
使用するためには別途エアーポンプと接続用のエアーチューブが必要ですので注意が必要です。
設置について
水槽の中に設置するタイプのスキマーになります。
付属のホルダーを水槽のフチに設置して、付属のホルダーにスキマー本体を差し込んで設置します。
スキマー本体側にセットするOリングがついており、Oリングをつける位置を変更することにより高さの調節が出来ます。
水面に合わせた高さになるようOリングの位置を調整します。
特に冬場など蒸発しやすい季節では水位が変わりやすいため、性能を維持するためには位置の調整または定期的な足し水が必要です。
汚水タンクの設置
マメスキマーには汚水タンクを別に設置するタイプのスキマーです。
本体から除去された汚れは汚水タンクにためることができます。
汚水タンクは一リットルありますので、汚水タンクの頻繁なメンテナンスは不要です。
チューブには切れ込みが入っており、これにより汚水が溜まり過ぎた場合は汚れが溜まるスピードを遅くすることができるようです。
が、今まで通常使用している分には貯めて3cmぐらいでした。
市場価格
およそ1万円程です。
エアリフト式というのもあり市販されているプロテインスキマーとしては最も安い部類になります。
使っていた理由
当時海水魚飼育に対してあまりよく分かっておらず、「海水水槽にはプロテインスキマーを設置した方が良いらしい」程度の認識でした。
しかしながらネットで調べてみるとプロテインスキマーはかなり高価だったため、一番手ごろで評判の良さそうなマメスキマー3を手始めに購入したのが理由です。
使用感
使ってみた使用感を述べます。
ゴミの除去能力
まー、取れると言えば取れる程度です。
本体パイプ部に少し泥のようなものが溜まります。
汚水タンクがついていますが汚水タンクには薄い茶色い水が溜まる程度で、本質の汚れは汚水タンクまではいかず途中のチューブに停滞します。
そのためチューブ及び接続部のメンテナンスはとても重要で、定期的に掃除をしないと詰まってしまうためプロテインスキマーの能力が著しく落ちてしまいます。
これまで私が使っていたプロテインスキマーの中では能力はかなり低い部類です。
カミハタの海道達磨を「10」とすればマメスキマー3は「1」ぐらいだと思います。
エアリフト式なので仕方ないといえば仕方ないのですが・・。
取れるっちゃ取れる程度で、あくまで濾過装置の補助程度のパワーと思った方が良さそうです。
泡戻り
泡戻りは微調整が必要ですが、ほぼありません。
調整に時間がかかりますが完全になくしてしまうことも可能です。
そのため水中にゴミのような泡が漂わないのでチリが何一つ無いクリアな水を目指せますので、水中潔癖症の方にはオススメできるスキマーです。
(最も海水水槽ならある程度は割り切った方が良いとは思いますが)
静穏性
音はほとんどしません。
駆動がエアポンプであることとスキマーの構造が密閉されているので音が漏れる箇所が無いです。
音が気になってしまう人や寝室に設置するような人にオススメできるスキマーです。
メンテナンス性
マメスキナー3は高頻度のメンテナンスを定期的に必要とするプロテインスキマーです。
能力の低さよりかはメンテナンス性の悪さが最大の欠点だと思います。
ウッドストーンの定期的な取り換え
エアリフト式のプロテインスキマーはウッドストーンに泡の生成を頼っています。
ウッドストーンはコケや汚れが付着・浸透してしまうと微細な泡が出なくなってしまうため、定期的な取り換えが必要になります。
交換頻度はメーカーHPには1ヵ月とありますが「最大で」1ヵ月持つと思った方が良いです。
私の環境では早い場合は1週間で大粒の泡が出るようになってしまったことがあります。
ちなみに専用のウッドストーン、マメウッドストーンは500円ぐらいするので仮に毎月500円取り換えるとすると年間で6000円もかかってしまいます。
カッターで汚れが浸透してしまった部分を削ることにより数回の再利用が可能なのでケチりたい場合はカッターで削りましょう。
もっとも割とすぐに詰まったりするので取り換えた方が楽というのもありますが・・・。
汚水タンク接続用チューブと本体接続口の掃除
本体からスキミングされた汚れが汚水タンクに向かって流れる仕組みにはなっていますが、実のところ汚水タンクまで行きません。
写真を見てもらうと一目瞭然ですが、大きさが一般的なエアーチューブの内径サイズになっているのでココに汚れがとどまりやすいです。
溜まった汚れを放置していると詰まってしまうため、プロテインスキマーとしての除去能力が大幅に落ちてしまいます。
そのため詰まる前に本体の接続部のチューブの汚れを除去する必要があります。
チューブは水と共に口でくわえて詰まった汚れを吹き出すようにして吐き出して掃除していました。
ニュルンと詰まった汚れが出てきます。
大体一週間に一度はメンテナンスが必要です。
総評
初めてのプロテインスキマーとして購入して使用していた時は「こんなもんかな?」と思って使っていましたが、いくつかのプロテインスキマーを使ってみると「ぅーん・・・」という感じです。
エアリフト式なのでベンチュリー式のプロテインスキマーと比べてしまうとかなり能力が劣ってしまうのはまぁ良いんですが、何より定期的なメンテナンスが必要なところが良くありません。
一週間に一度はメンテナンスが必要で、その都度本体を取りだして本体とチューブとウッドストーンの手入れを行うのは正直面倒です。
プロテインスキマーはメンテナンスを楽にするための装置だと認識していますが、そのプロテインスキマーに定期的なメンテが必要なのはあんまり意味が無いなぁと。
折角のプロテインスキマーですので管理を軽減するために設置したいところです。
性能的には外掛けのベンチュリー式がオススメ
個人的には「カミハタの海道達磨」や「レッドシーのプリズム」などのベンチュリー式で外掛け式モデルの方がオススメです。
マメスキマーのスキミング能力を「1」とすればカミハタの海道達磨は「10」くらいあります。
それくらいエアリフト式とベンチュリー式の能力は差があります。
値段は2倍ぐらいしてしまいますがウッドストーンを1ヵ月に1回取り換えることを考えると正直あまり変わらないと思います。
またマメスキマー3はガラス製なので手を滑らすと容易に割れてしまうこともありますので・・・。(私はやりました。たぶん他の人もやってると思います)
メンテナンスもあまり必要無くなりますので特にこだわりが無ければ上記のような商品の方がオススメです。
マメスキマー3をオススメできるケース
以下のようなケースはマメスキマー3がオススメです。
寝室で枕元に置いている場合
マメスキマー3はとても静かなプロテインスキマーなので枕元に設置している場合はオススメできるプロテインスキマーです。
枕元でなく寝室であれば余程音を気にする方でない限り、他のスキマーでも正直慣れるとは思います。
インテリア性を重視する場合
本体がガラス製でお洒落なので生体の数をグンと抑えた(小魚1匹など)水槽でインテリア性を重視した水槽だとベストマッチしていると思います。
外部式や外掛け式などのフィルターを利用せずに、水槽+スキマーで浄化を行えばスッキリ収まってインテリア性が上がるのではないでしょうか。
マメスキマー3は汚水タンクを設置する必要があるので、汚水タンクを隠すように設置するのが良いでしょう!
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