シラヒゲウニの飼育情報。コケ取り性能や注意点など。
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シラヒゲウニはマリンアクアではコケ・海藻除去として売られることのあるウニです。
そんなシラヒゲウニの飼育にまつわる各種情報、コケ取り性能、飼育の注意点などを解説していきます。
シラヒゲウニの基本情報
沖縄便で流通し、白のほかに赤色のタイプがあります。
直径は10cmほどに成長するようですが流通しているのは5~6cmぐらいのサイズがほとんどで、大きくなるにはかなりの年数がかかるため小型水槽でも大丈夫です。
海藻・コケを食べるのでマリンアクアでは掃除屋として知られています。
ちなみに沖縄では食用として親しまれているみたいですね。
コケ・海藻取り性能
シラヒゲウニは水槽に繁茂したコケ・海藻を除去するために購入されることが多いと思います。
ウニは非常に多くの海藻類を食べることができ、柔らかい緑のものから赤いもの、殆どの生物が見向きもしない緑色の硬いタワシ状の海藻(シオグサ)までも食べます。
硬い海藻を放置してたら繁茂してヤバいことになった・・・、そういう場面で活躍できると思います。
ただ代謝が低く移動スピードも遅いので、ゴッソリ無くなったりはしません。
時間がかかるもののなんでも食べてくれるのがウニですね。
またウニなのでスミや狭まったところのコケは移動できないので食べれません。
ナガウニなどトゲが長いウニと比べるとまだ小回りが効く方ではあります。
飼育の難しさ
魚が飼える環境なら大丈夫です。気にすることはありません。
注意したいポイント
何でも食べるマンのウニなんですが、他の掃除屋と比べてあまり利用されることはありません。
実は結構デメリットを抱えています。
レイアウトクラッシャー
ウニはかなり力が強く、不安定なライブロックなら崩していきます。
その姿はブルドーザーそのもので進む度にグイグイ地形を押しのけていきます。
加えて小さなライブロックとかサンゴはウニの表面にくっついちゃうので、ちょい置きしていたサンゴ・ライブロックも全て持って行かれます。
ウニを入れる際はこのレイアウトクラッシャー体質が一番ネック。
せっかく配置したサンゴとかが気づけばどこぞに持って行かれています。
特にライブロックを積むようなレイアウトをしている場合はオススメしません。崩壊します。
石灰藻も食べる
幅広く多くの海藻を食べるのですが、ライブロックについた赤茶色の石灰藻も食べてしまいます。
赤いライブロックの上をウニが通れば白いかじり後が目立ってしまうので美観を損ねてしまいます。
まとめ、個人的な所感
非常に強力なコケ取りで他の生物が見向きもしない海藻も食べる可能性が高い、それがウニです。
シラヒゲウニは小回りが効く方のウニなので、誰も食べてくれない硬い海藻が生えてやべーことになってるなら効果があります。
沖縄から流通しているウニなので沖縄統一水槽とかにも良いかもしれませんね。
ただしパワーが強く、普通は通れない場所でもライブロックを押しのけてグイグイ移動するのに加え、体表面に小さなサンゴとかがくっついてしまうので固定していないレイアウトは間違いなく壊れます。
大きなライブロックを1つ置いただけとかなら被害は無いと思いますがこの点が非常にネックになります。
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