コリドラス・デュプリカレウスの特徴・飼育情報

コリドラス・デュプリカレウス

学名
他の販売名
ハイバンドアドルフォイ
大きさ目安
6.5cm
飼育難易度

気をつけたい

適応水質
弱酸性中性弱アルカリ
水温目安
22~29℃(普通の熱帯魚)
繁殖難易度
性格
温和な平和主義者
遊泳タイプ
砂利表面を掘ったりしながら底を遊泳
群れやすさ
条件があえば群れる。群れさせるなら45cmぐらいの広い"空間"が必要なのと、同じ種類じゃないと群れにくい。
価格目安
3,000円

目次




主な特徴

コリドラス・デュプリカレウス」はコリドラス・アドルフォイと同じくアマゾンのネグロ水系に棲むコリドラスです。

コリドラス・アドルフォイと比べると一回り大きく、背バンドが太いのが大きな違い。

特に背中にかける黒バンドが太いことから”ハイバンドアドルフォイ”とも呼ばれることがあります。

背バンドの太さもそうですが色素自体がアドルフォイより強く、大きくなるとアドルフォイより背ビレ付け根のオレンジ色もより強くなり、鼻先にも黒のメラニン模様が出やすいです。

色素はオスの方が強い傾向があり、写真の個体もオスでバンドが太めの個体です。

右側を向くコリドラス・デュプリカレウス特にオスは鼻先が黒くなりやすい
コリドラスたち太いバンドは混泳してても目に付きやすい

また「コリドラス・アドルフォイ」として安価に売られているコリドラスは、本来のアドルフォイ種にしては背の黒バンドが異様に太いため、デュプリカレウスではないかと考える人も多くいます。

混泳・性格

温和であり、どの熱帯魚とも混泳には向いています。

飼育ポイント・注意点

エサを漁るコリドラスたち

ショップでよーく調子を見極め、迎えてもしばらくはよく観察しながら慎重に飼育したい熱帯魚です。

特に入荷時というか購入時の状態はかなり大きく、ショップで落ち着いた状態の良い個体を迎えれるか否かで難易度が大きく変わります

水槽に一度落ち着いてしまえば簡単なコリドラス

水質変化にも強くコリドラス元来が持つタフさもしっかり備えているため、よほどのことが無い限りは落ちなくなります。

なお水質はネグロ川ということもあって弱酸性の方が調子が良く発色も良くなりますが、落ち着いてしまえば中性でも構いません。

(もちろん弱酸性の方が調子は良いですが、意図的に下げる場合は下げすぎと換水時のpHショックに注意)

エサ

中層を遊泳する魚と一緒にしている場合、エサをあげてもコリドラスに行き渡らないことが多いので注意

あまりエサにありつけていないなと思ったら沈下性の顆粒フードを多めに与えてみたり、専用のコリドラスフードを与えると良いでしょう。

コリドラスフード

コリドラスフードは少しずつふやけることで、他の魚がエサを奪いにくくなっているのでコミュニティタンクではオススメです。

ともあれコリドラスはタフな魚。長い間エサが少なくても全然耐えますので、まずはよく観察するのが重要です。

個人的な所感

右側を向くコリドラス・デュプリカレウス

「コリドラス・デュプリカレウス」というとあまり馴染みがないと感じる方が多いと思いますが、実は以外なところで結構目にしている可能性が高いコリドラス。

「コリドラスアドルフォイ」としてブリードでよく出回っているコリドラスは、実はアドルフォイではなく本種の方だという説が強く、ホームセンターとかでも結構いたりするやつが実はデュプリカレウスということになります。

ショップによってはもうアドルフォイではなくデュプリカレウスとして販売しているところもあり、例えば熱帯魚大手のチャームさんとかはもうデュプリカレウスのブリードとして出していますね。

コリドラス・アドルフォイコリドラス・アドルフォイ
コリドラス・ドゥプリカレウスコリドラス・デュプリカレウス

2つをそれぞれ並べてみましたが、やはりデュプリカレウスの方がバンドが太い太い。
(これアドルフォイが色素弱いメスで、デュプリカレウスが色素強いオスなんで厳密には比較できてないんですけど、まぁイメージが伝われば)

そして1000円ちょっとでよく売られているコリドラスアドルフォイを見てみると・・・。

コリドラス・デュプリカレウス(ハイバンドアドルフォイ)個体その1
コリドラス・アドルフォイ個体その2

ぅーん、小さい個体の割にバンドが太いですね。

アドルフォイとのハイブリットという可能性もあるのですが、まぁそれでもデュプリカレウス色が強めです。

ただ養殖アドルフォイがデュプリカレウスだとしても養殖モノあるあるでサイズが、アドルフォイクラス。

本来のデュプリカレウスより大きくなりません。

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