コリドラス sp. ペルーボンディの特徴・飼育情報。
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コリドラス sp. ペルーボンディ
気をつけたい
弱酸性 | 中性 | 弱アルカリ |
---|---|---|
◎ | ◎ | △ |
主な特徴
「コリドラス sp. ペルーボンディ」は、アイバンドと体の点々模様、尾びれから体にかけてのジャンクションラインが特徴のコリドラス。
本コリドラスは学名が決まっておらず、コリドラス・ボンディとよく似ていてペルーから採取されてくることから「sp. ペルーボンディ」の流通名で呼ばれています。
なおペルーボンディと呼ばれているコリドラスはいくつかタイプがあり、体の点々模様の入り方やジャンクションラインの長さなどがタイプによって異なります。
(本記事に掲載している個体はその中の1タイプになります)
混泳・性格
温和で混泳には向いています。
非常に温和で他の魚にちょっかいを出すことはないため、割りとどのような熱帯魚とも混泳させることができます。
コリドラスを食べそうな魚とは一緒にしない
コリドラスは他の魚に食べられた場合、ヒレをピンと伸ばし続けることでヒレを喉元に突き刺し、捕食者に重大なダメージを与えるという攻撃特性を持っています。
喉元にトゲが刺さることにより出血性ショックで捕食者を死亡させてしまいますので、万が一にもコリドラスを食ってしまうような大きな魚との混泳は避けましょう。
(コリドラスも死ぬので共倒れになります)
エサ
沈下すれば割とどのようなエサでも食べます。他魚にエサがとられやすいためこの点には注意しましょう。
コリドラスはエサ自体は選り好みせず何でも食べるのですが、他の魚と一緒に混泳している場合エサをあげてもコリドラスに行き渡らないことがあるのでこの点だけ注意します。
エサにありつけていない場合は沈下性の顆粒フードを多めに与えてエサを食べさせる必要があります。
エサを多めに与えることで他の魚が肥満気味になることが気になるようであれば、タブレット状のコリドラス専用フードを使用するのも手です。
タブレット状のコリドラスフードは少しずつ崩れるタイプのエサで、常にエサをハムハムするようなコリドラスには食べさせやすく、中層を泳ぐ普通の魚からは食べづらいエサになっています。
小粒のエサだけでは他の魚がほとんど食べてしまって太り過ぎる、というようなコミュニティタンクでは使ってみると良いでしょう。
(ただしヤマトヌマエビや中型シクリッドがいると普通にかっさらうので効果がないことには注意)
コリドラスは長い間エサにありつけなくても耐えてくれますが、日頃のエサやり時にしっかり観察しておくことが飼育ポイントですので必ず観察するようにしましょう。
飼育ポイント・注意点
丈夫なコリドラスで飼育は容易です。状態が安定したものを購入しましょう。
特段難しいコリドラスではないため、飼育に関しては基本的に容易です。
野生採取モノであるため状態が安定したものを購入すること
現地から採集された”ワイルドもの”でありますので、販売時の状態はよく観察しておきましょう
エラの動きがおかしかったり色が飛んでたりなど、調子がおかしい場合は状態が良くなるのを待つのがベターです。
繁殖
繁殖は狙えば十分可能です。ただし性成熟には年数がかかる点は留意しましょう。
コリドラスは性成熟した雌と複数の雄が揃っていて、状態よく飼育できていれば自然と繁殖行動を行うようになります。
ただコリドラスの性成熟は年数が長く、短い場合でも数年は必要になるため繁殖させたい場合は5匹程度は購入して育てておくのがベターです。
卵はガラス面や水草などに産み付けられますので、発見次第卵を回収して育成用の水槽やサテライトなどの隔離ケースに移します。
この時コリドラス以外に魚がいると産み付け次第食べられてしまうので、繁殖を狙う場合はコリドラスのみにしておく必要があります。
孵化した稚魚は孵化後3日ほどからエサを摂取し始めますので、孵化したブラインシュリンプなどを用意して給餌を開始しましょう。
その他・補足情報
所感
ペルーボンディは個人的には非常にオススメしたいコリドラスの1つです。
透明感のある身体は非常に美しく、頬部分が薄く透けて赤いチークのようで可愛く、模様の点々もかわいい要素がありますね。
販売されていたら是非まじまじと透き通った綺麗なボディを見て下さい。引き込まれるハズです^ワ^。
飼育も容易でちゃんと魚が飼える環境であれば丈夫で長生きです。水槽1本だけしかないビギナーでも3年以上元気に育てているのを知っているのでかなり丈夫なコリドラスの部類でしょう。
養殖モノではないので性成熟にはどうしても年数がかかってしまいますが繁殖も狙えます。
ぅーん、かなりいいコリドラスですね!!
複数タイプが知られている
なお一言でコリドラス ペルーボンディと言ってもいくつかのタイプがあり、タイプによって印象が異なりますのでこの点には注意が必要です。
写真で紹介したのは比較的よく見るタイプだと思うのですが、同じペルーボンディの名前で売られていても「なんか違うぞ・・・」という印象を持ったら写真のとは別タイプのペルーボンディである可能性があります。
(ただし模様の印象は小さい時と成長後で変わります)
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