オトシンネグロの飼育情報。食べるコケの種類や混泳・飼育のポイント
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オトシンネグロ
気をつけたい
弱酸性 | 中性 | 弱アルカリ |
---|---|---|
◎ | ○ | ✕ |
主な特徴
オトシンネグロは通常のオトシンクルスと並び、水草水槽では定番のコケ取り熱帯魚です。
吸盤状した口でガラス面や流木・葉についた藻・コケ類をペコペコ食べてくれます。
昔はコケ取り=プレコでしたが、小型の水草水槽が流行するにつれ小型で目立たないオトシンクルスが主流になりました。
通常のオトシンクルスと比べ値段は高く地味なものの、こちらのほうが飼育が簡単で長期維持しやすいことから並オトシンより好む人は多いです。
もちろんながら熱帯であるアマゾン川に生息しているため、飼育にはヒーターが必要になります。
コケ取りについて
オトシンクルスがコケ取りとして定番の魚ではありますが、全てのコケに効果があるわけではありません。
食べてくれるのは「茶ゴケ」で、茶ゴケはどの水槽でも発生する確率が高いコケ。
特にエビが食べれないガラス面についたコケを食うのが良く、水草水槽では必ずといっていいほどオトシン+エビの鉄板コンビが入れられているほどです。
その他エビが食べれない葉についた硬めの茶ゴケも食べてくれたりします。
逆にアオミドロ(フワフワした緑・茶)、緑のスポット状ゴケ、黒ひげ状のコケ、藍藻(シアノバクテリア)なども水槽に生えやすいコケですが、これらは食べてくれないので要注意。
単純なコケ取りとしてならプレコの方が優れている場合が多いです。
関連ブッシープレコ
水槽サイズ | 匹数目安 |
---|---|
30cm | 1匹~3匹 |
45cm | 2匹~4匹 |
60cm | 3匹~6匹 |
混泳について
オトシンネグロは温和な性格をしているため、どのような熱帯魚ともケンカすることがありません。
同種同士でも争うことは無いため複数匹入れてもOKです。
飼育のポイント・注意点
オトシンネグロは比較的飼育しやすい方の熱帯魚のため、魚が飼える環境が整ってさえいれば大丈夫です。
通常のオトシンクルスだと入荷時のコンディションが悪かったり、調子維持ができないところがあるのですが、オトシンネグロはそのようなことは起こりにくいです。
飼育の上で最も注意すべきは餓死です。
茶ゴケが減り、体型が痩せてきたと感じた場合は砕いたプレコフードなどを別途与えてあげましょう。
エサを与えるとコケを食べなくなる気もしますが、日頃から藻類をペコペコし少量ずつ摂取する魚なので、コケを全く食べなくなることは少ないです。
コケが生えていても食べれるヤツじゃないと痩せていってしまいますので観察は念入りに。
あとは高pHや硬度が高い環境は相性悪く、サンゴ砂などを使っている場合は負担をかけますので避けたほうがよいです。
並オトシンとの違い
白黒カラーの通常オトシンの違いですが、コケ取りとしてならオトシンネグロの方がオススメです。
並オトシンは意外に長期維持が難しいところがあり、輸送のショックなどもありいつのまにかポツポツ死んでいきやすい側面があります。
オトシンネグロはそのようなことが起きにくく、通常のオトシンクルスが繁殖が困難なのに対し、ネグロは水槽内で自然に繁殖している事例もあるほど。
値段は2倍以上もするためどうしても通常オトシンの方が人気なのですが、オトシンネグロの方が長く飼育しやすいのでオススメです。
それ以外は通常オトシンと同じです。
まとめ、個人的な所感
オトシンネグロは通常のオトシンクルスと並び定番の掃除屋さん。
昔はコケ取りといえばプレコだったのですが10cmを超えるため、より小型のオトシンクルスが流通するようになってからはこちらの方が人気です。
現在のコケ取りは「オトシン+エビ(+サイアミーズフライングフォックス)」が鉄板ですね。
ネグロか通常オトシンか悩ましいところですが、失敗が少ないのはネグロの方。
値段が高い・地味というのはネックですが、自分はネグロの方を好んで使っています(¬з¬)
注意点として藻が生えていても食べれる茶ゴケがないと餓死してしまうので、日頃から痩せてないかは要チェックですね。
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