ネオランプロローグス・トレトケファルスの特徴・飼育情報
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ネオランプロローグス・トレトケファルス
気をつけたい
弱酸性 | 中性 | 弱アルカリ |
---|---|---|
✕ | △ | ◎ |
主な特徴
「ネオランプロローグス・トレトケファルス」は白と黒の縦ストライプ模様、大きさは10cm少しの小型~中型のシクリッドの仲間です。
全体的に青みを帯びた体色で、目の輪っか部分も少し黄色に染まり非常にカラフルな魚。
(体色は周りの影響を受けやすいです)
生息地はアフリカのタンガニイカ湖という特殊な形態で、通常の淡水域とは大きく異なる水質の中暮らしています。
一般的な熱帯魚ショップで見かけることはほぼないものの、アフリカンシクリッドをまともに取り扱ってるお店では定番種であり、定期的に入荷がある人気種です。
なお本種によく似ていて近縁種である「ネオランプロローグス・セクスファスキアータス」も観賞魚として流通していますが、そちらと比べてバンドの数が1本少ないのが特徴的な差異です。
(尾筒と目上のバンドを除いた本数が、トレトケファルス:4本、セクスファスキアータス:5本)
混泳・性格について
シクリッドらしい性格で、縄張りを持ったら攻撃的な部分が出ます。
根城を拠点としてその近くにいる魚、特に同種のシクリッドは強く追い払おうとするので広いスペースかつ複数の隠れ家を用意して逃げ場所を作ってやらないとボロボロにされます。
徹底的に追い詰めるような獰猛さはないので、逃げ場があれば追い払う程度で済みますが逃げれないとボロボロにしてしまうことがあり要注意です。
混泳するなら最終的に最低60cmは欲しいところ。90cmあれば良い感じに混泳できると思います。
ただ追い回さなくても睨みをきかせるため、神経質な魚だとそのままストレスで弱ってしまうこともあり水槽が大きくても観察は欠かせません。
また小さい魚は追い払うより襲う傾向もあるようで、一回り小さいくらいなら良いのですがふた回り小さい魚だと水槽から少しずついなくなってしまうこともあり、それも留意ポイント。(襲って食ってる)
要するにシクリッドらしい性格に尽きます。
飼育ポイント・注意点
生息地であるタンガニイカ湖が弱アルカリ性の水ということで、弱アルカリ性の水質を維持できないとポツポツ落ちてしまいます。
底床に細かいサンゴ砂を使ったり、ろ材に粗めのサンゴ砂を入れたりしてアルカリ性の水質を維持しましょう。
それ以外は特に注意することもなく、サンゴ砂を使いさえすれば飼育は簡単です。
エサについて
エサはそんなに選り好みせず、割となんでも人工飼料を食べます。
が、水面下までは率先してエサを取りにこない魚なので、ゆっくり沈む顆粒タイプの人工飼料が向いているでしょう。
(底に沈んだエサも好んで拾います)
小さい頃はフレークフードでも良いのですが、顆粒タイプが若魚~成魚まで食べさせやすく良いです。
具体的に言えば「どじょう養殖研究所のグロウ “D クランブル”」が食い感が良く、主に与えていました。↓これ。
個人的な所感
縦縞の魚って割と無条件で好きなんですよね僕。N.トレトケファルスも無条件で好きです。(=゚ω゚)ノ
縦縞では代表的な魚と言えばC.フロントーサですが、そいつが30cm近くに成長するのに対しこちらは10cmちょいと45~60cm水槽でも終生飼育ができるサイズっていうのがええんですよね。
フロントーサ最も好きな魚の1つなんですけど最大サイズだと1匹で60cmワイド水槽(奥行き45cmの)、複数なら90cm水槽が必要になってくるので中々迎えくい・・・。
こいつは10cmちょいと手頃なサイズ感。フロントーサがデカさのせいでかえない人にもオススメです。
あとフロントーサと比べると幼魚~若魚の時は謙遜ないくらい綺麗なんですが、大きくなってくるとこいつは黒の印象が強くなってくるのでそこは好みが分かれるトコロかと。
体色は環境・遺伝(産地)によって大きく変わると思いますが、うちのはだいたい黒とグレーの魚になってます。
飼育に関してはサンゴ砂さえいれさえすれば簡単なんで、ズブの初心者抜けたくらいの人なら簡単に飼えるかと。逆にサンゴ砂無しなら難しいです。
ただ性格がThe・シクリッド。(シクリッドの中では)温和なフロントーサと比べると一回り荒く、同サイズ~ちょい大きいぐらいのフロントーサ集団に勝って追い払う荒さがあり、そこはちょっと注意して水槽サイズ・混泳を考えた方が良いでしょう。
45cm水槽ならペアが限度くらいだと思いますし、60でもしっかり隠れ場と空間を用意する必要があります。90なら普通に混泳できます。
以上、所感でした!!(=゚ω゚)ノ
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