オリジアス・ウォウォラエの特徴・飼育情報
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オリジアス・ウォウォラエ
難しい
弱酸性 | 中性 | 弱アルカリ |
---|---|---|
○ | ◎ | ○ |
主な特徴
「オリジアス・ウォウォラエ」はヒレの端が赤く染まり、角度によっては体が青く反射するメダカの仲間です。
アフリカンランプアイほどではありませんが、目の上部も青みがかかるのも特徴の1つ。
日本のメダカに見た目も遺伝子的にも近い熱帯魚で、日本のメダカも”オリジアス”グループに属しています。
(日本のメダカは「オリジアス・ラティペス[latipes]」といいます)
原色的な派手さはありませんが、日本淡水魚のような奥ゆかしい魅力があり、地味に好きな人が多い熱帯魚。
アダルトサイズも3cmほどと手頃でお迎えしやすいのも人気のポイント。
雌雄差
オリジアス・ウォウォラエは雌雄差がある熱帯魚で見分けるのは簡単です。
オスの方が体全体にブルーが広がるのに対し、メスはほんの僅かしかブルーが載りません。
またオスは尻ビレと背ビレが伸び、ギザギザした感じになるのも特徴で、いわゆるキレイな方がオスの熱帯魚になります。
混泳・性格について
とても温和な熱帯魚のため他の魚にケンカをしかけることは無いです。
時折オスでヒレを広げあって威嚇するような行動が見られますが、威嚇だけで激しい喧嘩まではいかないので全く問題ありません。
(他の卵生メダカはよく争うんですよね・・・)
体高も少しあることで多少大きい魚から食われにくく、混泳自体はとてもしやすい熱帯魚と言えるでしょう。
ただ1点、理由は次で後述しますがコリドラスなど砂を掘り起こすような魚は混泳に向いていません。
飼育ポイント・注意点
日本のメダカととても近い魚なので簡単そうなんですが、これが意外と神経質なトコロあり。
適切な環境を用意しないとポツポツ落ちていきがちなので要注意です。
雑菌に弱く、病気にかかりやすい
オリジアス・ウゥウォラエの飼育ポイントとして、雑菌にめっぽう弱いということ。
フィルター・水槽サイズなど余裕がある環境だったとしても、雑菌が多く湧いてしまうとと病気にかかりがちでポツポツ死んでしまいがちです。
(他の魚は大丈夫なのにウォウォラエだけ落ちていきます)
例えばフィルターに汚れが溜まったり、フンのたまり場があったり、底砂が綺麗にメンテナンスされていないと飼育が難しくなります。
そのためとにかく雑菌がたまらないような飼育環境の構築が重要になります。
- 砂利は病原菌が溜まりやすいので敷かないか極力薄くする
- コリドラスなど砂利(雑菌)を舞い上がらせるような魚は入れない
- フィルターに汚れが貯まらないように管理する
砂利を厚く敷いていたり、フィルターを掃除してなくても微生物バランスが保たれていて雑菌が抑えられていれば良いのですが、何らかのタイミングで雑菌が湧き出してしまうといきなりポツポツ落ち始めることも。
それ以外は水質にもそこまでうるさくもなくエサもなんでも食べますが、雑菌だけは気をつけて下さい。
個人的な所感
「日本のメダカと同じ”オリジアス”の仲間なので、ほぼ飼育方法はメダカと同じだナ!!」
となめてかかって、と導入したんですが何度も挫折した魚です。
色々飼育環境を変えて調べてみたんですが、真面目に本種を飼うんなら
- 田砂などの小粒砂利を底が見えないギリギリぐらいに薄く敷く
- スポンジフィルター
- コリドラスは入れない
- アマゾンフロッグビットなどの浮草を浮かべる(繁殖・浄化用)
- 浮草育成・繁殖促進のためライトを24時間タイマーで点灯管理する
というような環境が飼育・繁殖共々うまくいくと思います。
外部式フィルターとか底面式フィルターとか高性能なフィルターを使うより、スポンジフィルターなど簡素な方が雑菌のたまり場にならないので良いです。
そんな環境で水換えサボってpH下がっても普通にバンバン卵生んで増えていくので、雑菌さえ気をつければ簡単かなと。
生まれた稚魚もすぐにブライン食べれるサイズなので繁殖もとても簡単。
ソイルとかの水草水槽で飼いたいところなんですが、ソイルは雑菌溜まりやすいので長期飼育は難しいのではないでしょうか。
薄砂利+レイアウト石+ウキクサ、というレイアウトがベターかなぁと。
設備に手をかければかけるほど飼育が難しくなっていくので、ある意味初心者の方が飼える可能性の方が高いのでは・・??とも思ってしまいますね。
増えますし値段も手頃ですし、全身うっすら青くてヒレ赤のとても綺麗なメダカ。チャレンジしがいはあると思います・・・!!
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