ブラックモーリーの飼育情報。混泳や食べるコケ、オスメスなど
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ブラックモーリー
簡単
弱酸性 | 中性 | 弱アルカリ |
---|---|---|
△ | ◎ | ◎ |
主な特徴
ブラックモーリーは真っ黒い体色が特徴的な熱帯魚で、水草水槽では良くも悪くもかなり目立つ熱帯魚です。
グッピーなどと同じく卵胎生のメダカで、飼うのも増やすのもとても簡単。
気づいたら稚魚が水槽にいたなんてこともあるくらいで、初心者でも簡単に繁殖させることができます。
また何でも食べる強い雑食性であり、水面に浮いた油膜のほかコケ(アオミドロ、シアノバクテリア)も食べてくれるので掃除屋としても知られた熱帯魚です。
コケ取り・油膜取りとして
ブラックモーリーは藻や微生物をついばむ性質があります。
例えば水面に漂う油のような「油膜」はバクテリアの死骸でありますが、ブラックモーリーはこれを食べるため油膜取りとしても一面もあります。
コケとしては「藍藻(らんそう)・シアノバクテリア」、「アオミドロ(フサフサしたコケ、糸状ゴケ)」を食べてくれます。
特に藍藻は食べてくれる生き物が少ないため、ブラックモーリー=藍藻というイメージがあるほどです。
混泳について
ブラックモーリーは基本的には温和なメダカの仲間で、基本的にどの魚とも相性が良いです。
ただ大きくなってくると自意識を持つようになり、エサ取りの際に他の魚を追いやったり売られたケンカを買うことがあります。
率先してケンカを仕掛けるようなことはほぼ無く、販売されているのは小さいものばかりなので気にしなくても問題にはなりませんが、頭の片隅には置いておきましょう。
飼育のポイント・注意点
ブラックモーリーは飼育が簡単な熱帯魚で、熱帯魚を飼える環境であれば大丈夫です。
ただブラックモーリーが好む水質は中性~弱アルカリ性であるため、弱酸性の性質にする「ソイル」とはやや相性が悪い部分があります。
ダメというワケではありませんが、寿命が短くなったり繁殖しにくくなってしてしまうので底床は砂利系を使うのがベターです。
あと水面でよくパクパクしますが酸欠ではなく水面の微生物を食べているのであまり心配する必要はありません。
繁殖のポイント
ブラックモーリーは卵胎生メダカなので、卵ではなく稚魚がそのまま生まれてきます。
調子よくオスメスを飼育していると自然と出産し、生まれた子供はそのまま小さなエサを食べますので繁殖はとても簡単。
繁殖のポイントはメスを隔離して稚魚が食べられないようにすることです。
稚魚はそのままエサを食べれるとはいえかなり小さく、他魚・親であっても食べられてしまいます。
抱卵中はパンパンになり、数日もすればオスが交尾していますので隔離ケース(産卵ケース)などに避難させるといずれ稚魚を産み落とします。
親をそのままにしておくと稚魚を食べてしまいますので生まれきったと思ったら親は元の水槽に戻しましょう。
大きくなって他の魚に食べられないサイズになったら成魚と同じ水槽でも構いません。
雌雄の見分け方
オスとメスの区別は腹の下部を見れば見れば1発です。
オスには尖ったヒレがついていますが、メスには無く丸い尻ビレがあるのみです。
またオスの方が背ビレが大きく、ヒレに黄色が混じりやすいことも。
おわりに、個人的な所感
ブラックモーリーは古くから定番の熱帯魚で、真っ黒なカラーは人気があります。(なかなか黒い魚っていないですよね)
飼育・繁殖が簡単なので初心者でも安心どころか繁殖だってできちゃうほど。
あとブラックモーリーは掃除屋として優秀な側面もあり、コケ取りの定番であるエビやオトシン・サイアミーズフライングフォックスが食べない油膜・藍藻を食べるので水草水槽でも出番は多いです。
生体の値段も安く、いっぱい食べてくれるので費用対効果も高いですね。
掃除屋としてはかなり入れたいものの「黒が悪目立ちしレイアウトに合わない」として泣く泣く入れない人もいるほど優秀です。
初心者からベテランまで広く愛されている熱帯魚だと思います。
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