ヒナハゼの特徴・飼育情報
更新:
ヒナハゼ
気をつけたい
弱酸性 | 中性 | 弱アルカリ |
---|---|---|
○ | ◎ | ◎ |
主な特徴
「ヒナハゼ」はおよそ4cmほどの小さなハゼの仲間。
ショップでは「アマミヒナハゼ」という名前で、日本の奄美大島で採集された個体がよく売られていますが、奄美大島に限らず、普通の河川でも見られます。
(北海道とかは除く)
というかかなり広域に分布がある魚で、日本のみならずインドネシア、オーストラリア、はてやアフリカまでも分布がある超広域分布。
生涯の多くを海~汽水域で過ごす汽水魚・海水魚の面もありますが、淡水へも進出し適応性も高く純淡水でも普通に飼育ができる魚です。
混泳・性格について
温和な性格で、混泳に向いた魚です。
同種間ではちょっとした小競り合いが起きますが、威嚇程度でありケガまでは中々いかないので心配無用です。
ただし見た目よりも口を大きく開けることができ、特にミナミヌマエビ、チェリーシュリンプ、レッドビーなどの小さなエビは好んで食います。
ヤマトヌマエビサイズになると襲うことはありませんが、小型のエビ類は混泳に向きません。
魚についても口に入るものは危険。
グッピーの稚魚とかはしっかり大きくしておかないと食べられてしまうので、その点だけ要注意です。
(「Bigmouth Goby:大きな口のハゼ」とも呼ばれることも)
飼育ポイント・注意点
古い水は苦手なので、定期的な換水が必要です。
1週間~2週間に一度程度の水換えをしていれば特に難しいところは無いです。
適応力は高いので定期換水を抑えさえすれば、水質は気にしなくても大丈夫です。簡単な部類です。
加えて、まれにではありますが飛び出すことがあるのでフタはしておいたほうが無難。
水面を少し下げてやっても何故か床に落ちていることもあるので・・・。・
エサについて
エサは顆粒状の人工飼料を割と食べますので簡単です。
コトブキの「FLY MIX」など嗜好性の高い顆粒状エサを与えると良いでしょう。
フレーク状の人工飼料は食べない傾向が強いです。
特によく食べてくれるのは「冷凍アカムシ」で、かなり嗜好性が高いです。
個人的な所感
淡水で飼育ができる可愛らしい小さなハゼということで最近ちらほら見るようになってきましたのが「ヒナハゼ」。
淡水で飼育できる小さなハゼといえば「フレッシュウォーターゴビー(バンブルビーゴビー)」が思いつきますが、そいつは他の魚のヒレを容赦なくカジってくるという問題児で、エサもアカムシメインでしか食わないという気難しい点がありました。
ヒナハゼは他の魚にちょっかいを出したりせず、人工飼料も結構食べに来ます上、飼育も難しくなく、小さくてかわいいサイズで、ハゼ特有のしぐさ・行動が可愛くて確かにこれは人気出るかも・・・と思いました。
特に「奄美(アマミ)ヒナハゼ」とか奄美大島産のものを多くよく目にしますね。
本来は海~汽水域の魚で、成長に伴い河川に侵入へ進出。そして繁殖行動を行い、そして生まれた稚魚は海へ下って海で成長を行います。
身近な魚でいうと「サケ」と似たような感じですね。
そのため汽水~海水で飼育しないといけないかと思いきや、純淡水でも全く問題なく飼育ができるという適応性の高い魚です。
(ミドリフグは淡水ダメなのに・・・・!!)
飼育してみて1年程は飼育ができるのを確認できました。
ただ繁殖のためには海由来の栄養or海水環境(どちらも?)が必要らしく、淡水ではどうしてもダメらしいです。
あと生まれた稚魚もめちゃくちゃ小さくてブラインとかバナナワームとかいうレベルではないという。
基本的に定期換水さえしてれば気難しくないんですが、一番の注意点としては温和といっても口が意外に大きいため、魚特有の”口に入れば食う性質”が強く出るトコロがありますので要注意。
僕はレッドビーがいた水槽に入れてたんですが、少しずつエビがいなくなり、食ってるのを目撃したときは「うわ~~めちゃ口に詰め込んで食っとるやん!!」と驚きました・・・(泣)
といっても淡水で飼育ができる温和で飼いやすい可愛いヒナハゼ!!まだまだ人気が出そうですね!!
シェアしてね!
Sponsored Link
Sponsored Link
この記事へのコメント