ウーパールーパーの繁殖について
公開:
更新:
ウーパールーパーの繁殖についてまとめました。
ウーパールーパーの産卵時期や雌雄の見分け方、稚ウパの餌などの情報を掲載しています。
繁殖時期
ウーパールーパーは冬を超え暖かくなってくる春先に産卵を行います。
産卵には冬を越すという条件が必要になり、成熟したメスは秋から冬にかけて栄養を蓄えて春先の産卵に備えます。
親ウーパールーパーについて
繁殖が可能なウーパールーパーは1歳以上の成熟した個体になります。
生まれた1年目では生育が良い個体でないと厳しいようで、一度冬を越したウーパールーパーであれば繁殖可能です。
雌雄の見分け方
10cmぐらいのサイズになると明確に雌雄判別が可能です。
ウーパールーパーは後ろ足の付け根の膨らみの有無で雌雄を判別することができます。
オスのウーパールーパー
オスのウーパールーパーは成長に伴い後ろ足の付根部分が膨らむようになります。
メスのウーパールーパー
対してメスのウーパールーパーは膨らむことはありません。
雌雄の比率
ウーパールーパーの雌雄比率は1:1の確立でどちらかに偏っておらず半分の確立でオスかメスになります。
※「ウーパールーパー前線要塞基地」で「飼育しているウーパールーパーがどちらかか」というアンケート結果がオス334票、メス386票という結果でした。(2008/04/05~2017/04/25)
関連ウーパールーパーのオスメスの見分け方!見分けられるサイズは?
産卵について
アダルトサイズのウーパールーパーが収容できる水槽を用意しましょう。
最低でも45cm以上、できれば60cmの水槽が良いでしょう。
あまりに狭いと共食いによる事故が起こりやすくなってしまいます。
産卵場所
フィルターのパイプに産み付けることもあり、何らかの障害物があればどこでも産み付けます。
ダミーの水草を用意すれば取り出しやすくなります。
産卵行動
成熟した雌雄を同じ水槽に入れているとオスのウーパールーパーは春先に精子カプセルを水槽中にばら撒くようになります。
メスはばら撒かせた精子カプセルを体内に取込み手近な障害物へ産卵を行います。
繁殖期間中の産卵行動は何度かに分けて行われ、卵は複数回にわたって産み付けられます。
孵化するまで
産み付けられた卵は管理がしやすいよう別の水槽に移すか観賞魚の隔離用ネットを用いて親ウーパールーパーから分けて下さい。
卵は腐りやすいために別の水槽に移す場合は腐らないよう濾過器やエアーポンプを設置します。
やさしい水流をあてると腐りにくくなります。
卵は日に日に形が変化し、形が出来上がると卵から稚ウパが飛び出すようになります。
稚ウパの餌
孵化したばかりの稚ウパにはブラインシュリンプの幼生を与えます。
ブラインシュリンプの幼生
観賞魚用品を取り扱っているお店でブラインシュリンプというエビの卵を乾燥したものが販売されています。
ペットボトルとエアーポンプを用いた簡易孵化器を作成してブラインシュリンプを孵化させてから、稚ウパに与えます。
専用の孵化器を購入しても良いでしょう。
与える頻度
出来る限り多い回数で餌を与えて下さい。
稚ウパは共食いしやすいため常にお腹をいっぱいにするようにします。
数時間に一度が理想的ではありますが少なくとも1日3回は与えるようにします。
回数が少ないと成長が遅いほか、共食いもしやすくなってしまいます。
ある程度成長したら
稚ウパは成長に伴って腕、そして足の順で生えてくるようになります。
ある程度成長したら冷凍イトミミズを与えて下さい。
食べ残しは水を汚すため残した餌はスポイトで取り除きます。
更に成長し冷凍アカムシを食べれるようになれば通常のウーパールーパーと同じように飼育ができるようになります。
シェアしてね!
Sponsored Link
この記事へのコメント
とても勉強になりました!
ありがとうございます!!!m(__)m
わかりやすいです、感謝です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!