ウーパールーパーの粘膜異常について。原因と治療方法。
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ウーパールーパーの皮膚がめくれたような、白い膜のようなものがベロンと付着している。
そのような症状は「粘膜の形成異常」です。
ウーパールーパーの粘膜形成異常について原因と治療方法を解説します。
症状
ウーパールーパーの体表面に異常が見られ、白い半透明の何かが現れているように見えたり、薄い何かがついているように見えます。
それらはウーパールーパーが出した体液です。
健康なウーパールーパーは体から薄い膜を出して体を保護していますが、調子が崩れたウーパールーパーはこの保護膜をうまく出すことができなくなることがあります。
原因
体調不良による粘膜形成異常です。
調子が悪くなるのは様々な要因がありますが、多くは環境の急変です。
特に季節の変わり目は温度の変動が激しくウーパールーパーに負担をかけやすい時期です。
またウーパールーパーは丈夫なので一度の環境の変化だけでは調子を崩しません。
症状が発生したということは日常的にも負担をかけているということです。
治療と対策
ウーパールーパーの体力を奪っている要因、および何か間違った飼育をしていないかを確認します。
水換えによる体力消耗
水質の変化はウーパールーパーの体力を奪いますが、日常中に水質の急変が最もかかるタイミングが「水換え」です。
水温はしっかり合わせてショックを与えないようにしましょう。
気温が急に冷え込む季節は水道水の温度が低くなりがちなので注意が必要です。
また水を注ぐ際はウーパールーパーに刺激を与えないように優しく注ぐのもポイントです。
基本的ですが水道水はカルキ抜きをした上で使って下さい。
量を減らして回数を増やすのも良
また一度に行う水換えの量を減らしてショックを減らすのも有効です。
水換えを2週間に1回に半分行っている場合は、1/3を一週間に1度に変えることで水換えにかかるショックを軽減することができます。
水槽サイズのアップ
小さな水槽では外気の影響を受けやすく昼と夜の温度差で気温が変わりやすい特徴があります。
温度が変化するとウーパールーパーの体力を奪ってしまい、粘膜異常のみならず様々な病気にかかりやすくなってしまいます。
水槽を大きくすることで外気の影響をあまり受けなくなり、水温の変化がゆっくりになるためウーパールーパーに負担を与えません。
特に季節の変わり目は水温がバコバコ変わりやすいので注意が必要です。
濾過環境の見直し
濾過バクテリアが少なく濾過能力が足りていない場合、フンを処理しきれずにフンから出た毒素がウーパールーパーを苦しめてしまいます。
濾過能力が低い水槽では日常的にウーパールーパーの体力を奪ってしまい、病気にかかりやすくなったり寿命が削られています。
濾過環境を見直しウーパールーパーに負担をかけない環境を作ってあげましょう。
まとめ、個人的な所感
ようするに人間でいう風邪ですね。
こじらせるとヤバいので対策が必要です。
粘膜形成異常が見られるということは日常的にウーパールーパーに負担をかけており、水換えやリセットなど急変したタイミングで起こってしまうことにほかなりません。
普段からより良い環境を心がけることが病気を出さないコツです。
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