ウーパールーパーに底床(砂利)って必要?メリット、デメリットを考察
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ウーパールーパー飼育の砂利には賛否両論あります。
入れない方が良いとも言われますが、正しく底床を使えばメリットだらけで病気の予防にもなります。
砂利を入れることによる利点や問題点、気をつけなければならないポイントを解説します。
砂利を入れてはいけない理由って?
ウーパールーパーに砂利を入れるべきではないとされるのは「誤飲」するためです。
ウーパールーパーはエサを食べる時に砂利と共に口に含みますが、その時何らかの拍子で砂利も飲み込んでしまうというものです。
飲み込んだ砂利はお腹の中で詰まり衰弱して死んでしまう事故が起こりえます。
外部リンク:もねペットクリニック「ウーパールーパーの異物誤飲」
大きいものは口の中で吐き出そうとするものの事故が起こってしまう確率は0では無く、大事をとって底床は敷かないという飼育者の方が多いのが事実です。
砂を入れることによるメリット
しかしながら砂利を入れることによるメリットは非常に大きく、飼育にとって悪いことだけではありません。
水を綺麗に保てる
砂利には「濾過バクテリア」が多く付きやすく、水を浄化する作用があります。
特に投込式や外掛け式と呼ばれるタイプのフィルターを使っている場合、濾過能力が低くなりがち。
砂利を敷くことによって能力の低いフィルターをカバーすることが可能です。
砂を入れると汚れが貯まる?
砂を入れるとフンが取りづらくなって水が汚れやすくなるという意見もありますがそんなことはありません。
フンを取り残しても砂に住み着くバクテリア達が浄化してくれます。
フンを取り除きやすくなるメリットはありますが、自分で取り除くかバクテリアに浄化してもらうかの違いです。
四六時中水槽の前にいるわけではありませんし、排泄物はフン以外にも尿がありますので砂を敷いたほうが水の状態は良いです。
ストレスの軽減
砂利を敷くことによってウーパールーパーのストレスを軽減することができます。
砂を敷かない状態だとツメで踏ん張ることもできずツルツル。
更にものによっては反射する水槽もありストレスの原因に。
ウーパールーパーは底に棲む生き物なので、自然に近い環境を用意してあげたいところです。
また砂利を敷けば見た目もグッと自然に近づけるため水槽自体の鑑賞価値が上がることも。
砂利を入れる場合の注意点
砂利を入れる際に注意をしてほしいのが粒の大きさです。
砂利を入れるメリットは大きいのですが、誤飲による事故が起こってしまっては本末転倒です。
そのため、肛門から難なく排泄される小さな粒のものを選んでください。
難なく排泄できる砂粒のサイズはフンより一回りも二回りも小さい大きさです。
小さいウーパールーパーにはより小さいものを。
大きいウーパールーパーであれば選べる砂利も増えてきます。
オススメの底床・砂利活用方法
砂利を敷いたほうが良いのは間違いないのですが、小さいウーパールーパーに選ぶ砂が見つからなかったり悩むところです。
そこでオススメの使い方を紹介します。
小さなウーパールーパーは敷かなくても良い
小さなウーパールーパーは排泄量が少ないため、簡素なフィルター(投込式・外掛式)でもカバーできています。
そのため砂利を敷いて水質を浄化するメリットがさほどありません。
小さいウーパールーパーは肛門も小さく、適切な砂利を探す労力もあるので使用しないのをオススメします。
成長したら砂を敷く
大きいウーパールーパーは排泄量が多く、簡素なフィルターではカバーできなくなってきます。
ウーパールーパーが大きくなってきたら砂利を敷いて水槽の浄化能力をアップするのがオススメ。
大きくなってくるとウーパールーパーの肛門も大きくなるので選べる砂利も増えてきます。
成長したウーパールーパーで調子を崩してしまう場合は砂を敷いていない場合がほとんど。
フィルターの能力が追いついていないということです。
砂を敷かないままにする場合は増えてきた排泄に対応するために強力な「上部式フィルター」や「外部式フィルター」を設置する必要があるのです。
まとめ、個人的な所感
ウーパールーパーには砂利を敷くべきではないと決めつける人も多いです。
ですが適切な砂利を選べばメリットの方が大きいです。
また大人のウーパールーパーは排泄量が多く投げ込み式や外掛式と言われるフィルターではダメです。
成長したウーパールーパーを病気にしてしまう人は成長に伴ってフィルターの能力を超えてしまい、水質悪化によりウーパールーパーを弱らせてしまった、ということが大半。
もし砂を敷かないままにする場合は浄化能力の高い「外部式フィルター」や「上部式フィルター」を設置するか、高頻度の換水を行う必要があります。
価格・手間を考えるとまず砂利を敷いてみるのがオススメですネ。
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